ニッカンゲンダイ曰く「自衛隊は宇宙人とラプターで戦う」〜「国防」が分からない記者たち

「最強戦闘機F―22ラプター」ジェイ・ミラー著/石川潤一訳
12月11日10時0分配信 日刊ゲンダイ


世界最強すぎて売ることもできない?

 防衛問題に詳しくない人も「次期主力戦闘機エフエックス」という言葉は聞いたことがあるだろう。その最有力候補がF―22である。かつて汚職事件で耳にしたロッキードやダグラスなども登場する。ゴルフ大好き事務次官問題で揺れる現在、必読の一冊である。
 F―22の特徴はなんといってもステルス戦闘機であること。ステルスとは何か? 「レーダーにまったく映らない」という説明はオーバーだと翻訳者はいう。どんなステルス機でも、レーダーに探知されないことはありえない。電波を送信し、目標に反射して戻ってくるリターン波を、なるべく減らす技術がステルス。つまり「低観測性テクノロジー」である。
 F―22はステルス性だけでなく、超音速巡航や機動性なども高い。写真や図版をふんだんに使って、その性能が説明される。しかし世界最強の戦闘機ゆえに、メーカーもアメリカ空軍も情報提供や販売に応じたがらない。日本の自衛隊が購入を検討するため性能や値段を尋ねても、教えてくれないそうだ(1機200億〜300億円らしい)。
 さらに航空評論家である著者は、根本的な疑問を紹介している。F―22を必要とするような脅威が、空中や地上に存在するかどうか判断できないというのだ。自衛隊よ、地球侵略をもくろむ宇宙人と闘うのか? 日本国民よ、本書を読んで考えよう。
(並木書房 2200円)

最終更新:12月11日10時0分

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071211-00000012-gen-ent

ニッカンゲンダイは阿呆なのか。そうでなければ日本の国防能力、特に最重要視されている防空能力の低下を画策する売国奴勢力であるかの何れかだ。
流石に、ニッカンゲンダイの記者が書いたわけではない本の紹介であるので、ラプターに関する部分の説明に不備はないと云えよう。しかしながら驚くべきは本書を読んだ記者の感想だ。
本書の著者は「ラプター不要論」に近い考え方を提示しているらしく、ニッカンゲンダイ記者もそれに呼応して、こう書いている。
自衛隊よ、地球侵略をもくろむ宇宙人と闘うのか?』
せっかくの航空機に関する解説書を読んでもこの程度のことしか考えられない、書けないのであれば全くの無駄だ。本を読もうが得るところがなければ無益である。
ラプターは必要だ。その理由を以下に簡潔に記そう。
現代戦闘に於いて制空権は最優先で握らなければならないものだ。更に日本の場合は島国であるゆえに、陸軍が上陸する自体とは即ち制空権・制海権の喪失を意味する。日本周辺の制空権がなくなれば、日本は敗れたと云っても過言ではないのである。そのためには圧倒的に強力な戦闘機が必要である。空域支配戦闘機とまで云われるラプター専守防衛を旨とする我が国には、まさしく最適な装備である。
また、同じく専守防衛の観点からすれば、相手国の戦意をくじくためにも圧倒的な対空攻撃力は必要である。ラプターの配備・運用によって敵国の戦意を挫くことができるならば、それだけで国防は成されているといえよう。
更に、現状ではラプターを上回る戦闘機はないかもしれないが、未来は分からない。また、ラプターが最強過ぎであるということは、逆に考えれば、イーグルやファントムでは確実な防空は望めないということでもある。事実、紅支那空軍はスホイ27や空母艦載機である発展型のスホイ33などの新型戦闘機の配備に躍起になっており、これらの機体は、スペック的にはイーグルやファントムとも十分以上に戦えるものである。
現在、日本の周囲には宇宙人ではない敵国・仮想敵国が複数存在する。このような記事は、諸外国から見ればまさに「平和ボケ」の象徴であろう。
もっとも、ヤフーの分類が「エンターテイメント」でもあるし、あながち自衛隊よ、*1地球侵略をもくろむ宇宙人と闘うのか?』というのは本当にボケなのかもしれない*2






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鬱々日記〜特定アジア3面記事編



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*1:米軍とともに※管理人註。米空軍がまずは配備するのであるから米空軍も宇宙人と戦うのであろう

*2:ボケだとすれば、『日本国民よ、本書を読んで考えよう』という結びが浮くことは敢えて無視。これもおそらくボケ。管理人には理解できないが