島田紳助引退に関して

フジテレビデモが週末21日だったんですが、その21日は日テレで24時間テレビが放送されていたわけです。節電なんてどこの国の話?24時間ぶっ続けでガンガン電気使っちゃおうぜ!って企画です。この企画のメインパーソナリティの一人である島田紳助は、管理人が見ていたエンディングあたりでは非常に神妙な面持ちというか、不機嫌そうでした。まぁ去年の件もありますし不機嫌だなぁとしか思っていませんでした。その後の「行列のできる法律相談事務所」生放送では番組冒頭から「あれは徳光さんの生前葬や」などと飛ばしてましたし。
でも、これは伏線だったんですね。23日午後10時からはタレント島田紳助生前葬が行われました。いや、葬式かな。本人が「切腹介錯にお付き合いいただき」なんて言ってたし。引退は自分で決めたから斬首じゃなくて切腹なんですね。
引退を決めたのは、24時間テレビもその後の「行列〜」も終わった21日深夜だそうで。引退の経緯やら会見での発言は各社の報道やニコ動なんかを見てください。ニコ動は確か引退会見をアップしてましたし。
ここでは管理人の感想を書きます。

まず第一報に接したのは23日午後9時半前でした。ニコニコ動画のニュースで午後10時から島田紳助氏の今後に関する会見という報道に接した管理人はまず「政界転身か?」と思いました。今思えば、紳助嫌いながらそこまで悪く思ってなかったんだな、と思います。即座にニコ動を見るのを中止し2ちゃんにはりつきました。2ちゃんでもすぐにスレがたっており幾人かは管理人と同じ考えでした。「引退なのか?」と10時からの会見を待ちきれないねらーが多数いるなか、9時40分ごろ突如産経新聞ネット版のキャプが貼られます。「島田紳助氏、暴力団との関係から引退」。だが、ねらーたちは手の込んだ釣りかと警戒しつつも、祭りの予感にwktkしていました。だが、その後すぐにこの記事は削除されました。どうなんだ、やはり釣りか?という不安や疑問が投げかけられる中10時となりましたが報ステでは一切取り上げません。10時からの会見=報ステで生中継と考えていた管理人を含むねらーたちはみな涙目となります。そんな中、ツイッターなどを駆使し情報を集めていたねらーの中から、ある芸能記者のつぶやきが転載されます。報道解禁は紳助が会見の席を立った瞬間。また、黒いうわさでの引退会見らしい。つまり、産経の報道は先走り過ぎだったのです。
報道規制」を敷いているものの、フリーの記者からのつぶやきによる流出は止められず、報道解禁前に2ちゃんねるでは紳助暴力団関係で引退という空気となっていきます。紳助は、紳助嫌いの集まるねらーたちの予想の斜め上を見事にいってくれました。
そして、今日のその時がやってきます。10時40分ごろ、GIGAZINEなどネット系メディアが産経の記事そっくりの速報を出し、続いてテレビのテロップなどでも島田紳助暴力団との関係を理由にした引退が速報で報じられました。管理人が見ていた報ステでは、ほぼ最後のニュースで速報として会見場の録画映像が流され、映像終了後メインキャスターである古館伊知郎は渋い顔をしながら一言も発せないままでした。
その後日テレ系のNEWSZEROで番組の編成を変更してまでトップで報じられ、引退会見の一部始終が放送されるにいたり、2ちゃんの祭りは最高潮となりました。

紳助は、最後まで深イイ人間であろうとしていました。時折、意味のわからん涙を流しながら、言葉を選び、出来うる限り最高の花道を演出しようとする必死さがひしひしと管理人には伝わってきました。「引退は自分で決めた。事務所(吉本興業)には引退だけはしないでくれ、と引きとめられたが、自分で自分に一番重い罰を下した」と、まるで悲劇のヒロインのようでした。その一方で、「自分の中ではセーフだと思っていた」などと事故の正当化も忘れません。さすがの紳助もこの矛盾にまでは感極まってか気付かなかったのだろうと思います。
失言も多かったと思います。「暴力団と付き合ったらこうなると後輩たちに自分が範とならなければならない」という発言は、まるで後輩芸人の中に現在暴力団関係者と懇意の人間がいるようにとれます。また、尊敬する先輩芸人の引退を引き合いに出すのもどうかと思います。紳助の引退は身から出た錆、自身の不祥事です。これをまるで尊敬する先輩芸人の引退と重ね合わせるのは、先輩芸人に失礼でしょう。
それにしても、完全な黒である暴行事件では辞めなかった紳助が、自分ではシロだと思う「疑惑」ではすっぱり身を引くというのはどういう倫理観というか考えなのでしょうか。女性への暴行は自身に最大の罰を与えて後輩の範にならなくていいことなのでしょうか。今回辞めることに関しても、潮時かと思ったのか、シロと言い張れるうち、すなわちもっとことが大きくなる前に辞めようと思ったのか、疑問は尽きません。自分が記者ならなぁと悔やみます。
今日までの報道を総合しますと、紳助と関係のあった人間は山口組系の関西を拠点とする極心連合会の幹部だそうです。自身の発言から起こった右翼とのイザコザを友人に相談したら、「自分の知らないうちに」この暴力団組員が解決してくれていたそうです。その恩義から、紳助は幾度かの交際を行っていたということです。ちなみに、警察は紳助の直筆の手紙を組へのがさ入れに際して押収していたようです。

会見の最後に、島田紳助は、「暴力団との関係でやめはするが、今まで週刊誌で報じられたこと(自身と暴力団とのつながり)は嘘ばかり。自分は明日から一般人だから騒ぎ立てないでほしい。これからは法的措置もありうる」と釘をさしました。暴力団との関係から辞めるのに、最後にこんな脅迫めいた言い回しをするのは不適切極まりないと思うのですが、これは叩けばほこりが出るから出た言葉なような気もします。ネット上では、某テレビ番組での企画を通じた暴力団への便宜供与ともとれる行為もうわさされています。週刊誌の記者の方々にはぜひスクープを期待しています。


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