なかなかの読み応え。これこそが報道機関の書く記事ではないか?

1:蚯蚓φ ★ :2006/10/21(土) 17:14:11 ID:???

■World War II Is Over By Charles Krauthammer

ワシントンポスト)核実験後の核再保証の旅でコンドリーザ・ライスが最初に立ち寄った所は東京だった。そこで彼女は、恭しくアメリカの核の傘を広げた。アメリカ合衆国は、日本に対するどのような北朝鮮の攻撃に対しても大量報復攻撃、必要なら核で応えると約束した。

重要なメッセージは、間違いなく、短期的には金正日があまり沢山コニャックを飲めないようにし、『喜び組』の美人の一人にからかわれてミサイルを1、2発、日本に打ち込まないようにするためだ。

しかしライス宣言にはもう一つ明らかに長期的な意図があった:金正日の爆弾に対抗して抑止する為に核保有しよう、と日本人が考えないように抑え込む事だ。

(中略:日本は核武装しないとライスに約束したが、一方で核保有の議論が出ている。詳細は参考サイト参照)

日本の核保有検討は、中国が北朝鮮非核化に集中するという効果を即座にもたらすだろう。
北朝鮮は、中国と韓国、米軍によって補強されたダイナミックな資本主義国の間にはさまった便利な緩衝地帯だと中国は計算している。中国は、我々にとっては悩みの種である従属国家に、結構満足してる。他のアジア諸国に対する自国の野望を推進する上で、我々を抑え込んでおけるからだ。結局の所、ピョンヤン核兵器は、西ではなく東に狙いを定めているのだ。

日本が核保有すると脅せば、この計算は狂ってくるだろう。それどころか、中国は日本に核兵器を持たせないために、金正日に圧力を加える事さえあるかも知れない。この日本カードは、金正日核兵器開発を逆戻りさせることさえ可能にするたった一枚のカードとして残っている。

日本の北朝鮮の脅しへの対応は、厳しい制裁をかなり強力かつ執拗に行うことだ。これはもちろん利他的ではなく自己利益の為だ。しかし、そこが重要な点だ。日本の自然な国益アメリカの環太平洋における国益と一致する。それは、軍事的・政治的な安定性を維持し、遠慮なく拡大する中国を平和的に封じ込め、平壌のヤクザ国家に対抗し、アジア全体に自由民主主義モデルを拡大することだ。

安定した信頼も出来る民主主義的なこの同盟国が我々の重荷を軽くしてくれる方法を、我々はなぜこんなに懸命に否定するのか -- この世界には他にも多数の同盟国があり -- 最も悪名高いのはあの常習的に譲歩している韓国だが -- ただ乗りを要求しているというのに。

ソース:ワシントンポスト(英語)World War II Is Over
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/10/19/AR2006101901271.html

参考サイト:全訳(第二次世界大戦は終わったんだよ)
http://blog.goo.ne.jp/kitaryunosuke/e/99be02ac05728d881fcaaf5f1b3bcb52

記事の内容もさることながら、この分析力、この読み応え。日本のマスゴミでは着たい不可能なものです。
ぜひ紹介したいと思い、取り上げました。
米国内からこのような考え方が出るというのは頼もしいというか、核武装へ一歩近づきましたかね。ブッシュ政権下でないとなかなか行えないことかと思いますが。時間は限られていますので。。。