支那らしい展開

まぁ、共産党政権がやることと言ったらただ一つ、情報統制ですね。

 【北京=高橋哲史】中国国内で31日夜、日中両国の歴史共同研究の報告書を報じていたNHK海外テレビ放送の一部が数秒にわたって視聴できなくなった。1989年の天安門事件が報告書に盛り込まれなかったことを報じた部分とみられ、中国当局が視聴を制限した可能性が高い。問題の部分が流れている間、テレビ画面は真っ黒になった。 (31日 23:08)日経新聞より

 【北京共同】日中両国有識者による歴史共同研究の報告書が1月末に公表された際、中国共産党宣伝部が国内メディアに対し、「南京大虐殺」の犠牲者数など両国間で一致しなかった部分の日本側見解を報道しないよう指示していたことが3日分かった。中国紙関係者が明らかにした。

 指示は1月31日の公表前後4回にわたり、日本側研究者への取材規制や感情的な表現の禁止なども繰り返し要求。見解の相違が政治問題化しないように配慮したとみられるが、同関係者は「通常の指示と比べて回数も多く、当局が神経をとがらせていた証拠」と指摘している。

 報告書について共産党機関紙、人民日報など主要紙は報じていない。北京の地元紙、新京報京華時報が「日本側も日中戦争を『侵略戦争』と認めた」などと伝えたが、中国側が「30万人以上」と言及した南京大虐殺の犠牲者数を日本側が「20万人を上限」としたことには触れなかった。

 いずれも党宣伝部の指示を受けた結果とみられる。

2010/02/03 18:52 【共同通信

宣伝部などという情報統制機関が平然と幅を利かせている国相手に、東アジア共同体だ、アメリカと同等に仲良くするだ、などと言う人々の気がしれませんね。CIAのほうがまだ弁えてますよ。それに、ヒトラースターリンと組んだのは厳然たる戦略あってのことですし、利用できるものならしたらいいですが、そういった発想があるとは思えません。支那と仲良くしようと言ってる人たちには。

こういうのを目の当たりにしても目をつぶり、民主党幹事長小沢一郎の問題に関して検察権力の暴走だの政治対官僚の最終決戦だのと騒ぎたてる自称「良識ある報道機関」の皆さま方はどういう思考回路をしていらっしゃるのか知りたいです。まぁ朝日新聞の社説みたいな脳みそなんでしょうね。日刊ゲンダイまでとは思いませんが。

結局、前に書いたとおり、好きなように政治利用されたわけです。中南海は、国内的に問題のある部分はきちんと伏せて、都合のいいところだけ勝手に切り貼りして使ったのです。こんなのが学術的な研究の結果だなんて真顔で言える人がいるんでしょうかね。最初からこうなることは分かっていたはずです。

先にも書いたように、これは自民党政権のミスです。田母神を担ぎあげて保守だなんだと言う前にやることがあるんじゃないでしょうか。