韓国新大統領は李明博氏〜「公約」と朝日新聞社説

朝から報じられているよう、韓国新大統領は、日本から金を引き出すと公約した李明博氏となった。政権交代となったわけだが、現職大統領であるノ・ムヒョン氏は2ちゃんねらーや韓国ウォッチャーの心の中で永遠の大統領であろう。おそらく、李明博にはノ・ムヒョンほどの期待は出来ないと思われる。だが、それでも期待してしまうのは、ノ・ムヒョンがあまりにも「偉大」だったためであろう。
さて、そんな李明博に対して朝日新聞は今朝の社説でこのようなエールを送った。

 韓国の新しい大統領に李明博氏が当選した。金大中氏、そして盧武鉉氏という民主化運動の流れをくむ政権から、10年ぶりに保守派へと政権が移る。

 だが、韓国の政治史に残る出来事のはずなのに、選挙戦を通じて街々にはそれほどの盛り上がりが見られなかった。

 野党ハンナラ党の候補者として李氏に一本化された時点で、優勢は動かない情勢となり、勝敗への関心が薄らいだせいだろう。それだけ、現政権への有権者の不満は大きかった。

 「もし李氏を落選させたければ、盧大統領が李氏支持を言うことだ」。そんな陰口さえたたかれた選挙だった。

 投票率は過去5回の選挙で最低となる見込みだ。新大統領としても、圧勝を手放しで喜んでばかりはいられまい。

 李明博氏を押し上げた理由は、そのまま現政権への不満と重なる。経済無策とまでいわれた政策運営の失敗で、格差が広がった。大衆受けするはずだった歴史の見直しは逆に社会の亀裂をもたらし、不評を買った。

 李氏の売りは経営感覚だ。若いころから財閥系の建設会社の社長として攻めの経営でならした。ソウル市長時代は大胆な都市改造などを進め、実行力、政治力の大きさを印象づけた。

 庶民派はもうたくさん、プロに国家経営を任せて安定した暮らしを取り戻したい。有権者の多くはそんな思いで票を投じたに違いない。

 李氏にはカネにからむ疑惑がつきまとった。相手陣営は激しく攻撃し、投票日直前にも李氏に関する捜査開始が決まるなど、泥仕合の様相だった。それでも優勢が揺るがなかったのは、行政手腕への期待がそれだけ大きかったためだろう。

 李氏は、まだ明確には外交路線を語っていない。これまでの発言などからすると、北朝鮮に対しては融和政策の基本は引き継ぎつつ、核計画の申告など見返りをきっちり求める方向のようだ。6者協議の歩調とも合うものであり、現実的な政策なら歓迎したい。

 私たちが最も期待するのは、日本との関係の改善だ。もちろん盧大統領だけの責任ではないが、現政権のもとで日韓関係はかなり冷え込んだ。安倍前政権で修復の兆しが見えたが、まだ大きな流れにはなっていない。

 福田政権は中国、韓国との近隣外交を重視し、アジア政策の仕切り直しを進めている。歴史認識などの難題はあるにせよ、韓国の政権交代を機に、日韓の連携回復に弾みをつけてもらいたい。

 盧政権時代には、米国との関係もぎくしゃくした。この修復も新大統領の課題だ。日米韓の協力を再起動し、深める。同時に、中国を含めて日中韓の連携にも積極的であってほしい。

 こうした北東アジアの地域の結びつきは韓国の利益となるばかりでなく、アジア全体の安定と繁栄に大きく貢献する。新大統領の指導力に期待する。

http://www.asahi.com/paper/editorial20071220.html#syasetu1

日本が金を出す、と日本にかわって明言していただいた方に『私たちが最も期待する』ことが『日本との関係の改善』とは、産経新聞が同様のことを書けば嫌味にしか聞こえないであろう。黒田記者ならやってくれそうだが。
朝日新聞の、事実を報じない姿勢にはもう飽き飽きだ。もはや一国の大統領候補の公約を隠し通せるような時代ではない。朝日新聞はそのことを理解すべきだ。
李明博のカネにまつわるスキャンダルは早くから云われている。日韓関係も、はやくも「カネ」に足元を掬われそうだ。






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鬱々日記〜特定アジア3面記事編



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