電波の混雑は放送免許剥奪で対応を

の間の月曜日の午後7時からフジテレビ系列で放送されていた【一瞬で笑えるネタ祭 爆笑レッドカーペット】のつまらなさは、管理人には云いあらわせられない。あまりのつまらなさに、最初の30分程度で見ることを止めてしまったわけだが、この番組を現在総務省が推し進めている地上デジタル放送に関して私見を述べる材料としてみたいと思う。
管理人一家とは対照的に、番組内では「大笑い」が年末だからか大安売りされており、出る組出る組、「大笑い」の評価を受けていた。リングでは怖いものなしの女子プロレスラー北斗晶も番組ディレクターには逆らえないのか、藤崎マーケットを見て、「家で息子がまねをしている」とヨイショしていた。収録スタジオからは笑い声が聞こえていたような気もしないでもないが、北斗晶の目は笑っていなかったように感じる。
あのような恥ずかしい行為ができることを管理人は涙ぐましいとは思うが、しかしそうだからとって面白いなどとは考えられない。一発芸人であったはなわ波多陽区はまだ「ネタ」らしきものを持っていたが、この一年ほどはネタすら持たない「芸人」の乱発が目に余る。そんな人間を目下量産中である日テレの【エンタの神様】を久々に見れば、小島よしおが「ネタ」をしていたように見えたので驚きであった。云うまでもなく、他の出演陣があまりにも酷かったのである。
このような番組を作り続けるテレビ局であるが、果たして地上デジタル放送を導入する必要があるのか、管理人には甚だ疑問である。
地デジを導入する理由は、電波があまりにも込み合ってきたからだと云う。
だが、あのような番組を量産し続けるテレビ局の為に、わざわざ電波の使用許可を与えているほうがおかしな話だ。以前から書いているよう、TBSの放送免許剥奪と、もう一社ほどの放送免許剥奪を以て電波の混在を解消するべきではないか。
地デジとなると、新型薄型テレビであるということも相俟って大変な高画質で番組を楽しむことが出来る。だが、現実にはそのクオリティを生かしたような番組が、特にゴールデンタイムには放送されることはない。技術の無駄遣いの極みである。
薄型テレビと地デジの高画質を非難する気は毛頭ない。大画面でもあるし、映画やゲームをする際には大変重宝する。だが、放送されている番組を見るときには、この技術は何の役にも立っていないのである。
このような無駄を推し進めている総務省はいったい何を企図しているのか。計画の性急性といい、何か利権でも絡んでいるのかと勘ぐりたくなる。あまりの性急性に、高齢者を中心についていけないとの声が上がり始めているし、これに対して政府は補助金を投入すべきだという意見も新聞などに載り始めている。大いなる税金の無駄遣いだ。
はっきりといおう。国民に小さくない出費を強要するこの地上デジタル放送は罪罪悪だ。国民に払わせるコストに対するリターンがあまりにも小さすぎる。民放を中心としてくだらない番組を作り続ける限り、管理人は地デジの強要に異を唱え続けたい。
実を云うと、我が家は地デジ対応のテレビを有しているのだが、データ放送を使う機会が殆どない。全国で地デジが始まっているわけではないため、データ放送を中心とした番組が作れないという理由などもあるのであろう。
ここで管理人はデータ放送の活用法に関して一つの提案を行いたい。
データ放送を利用したリアルタイムの番組評価だ。画面の端に、現在の視聴率及び感想、更には「面白い」「つまらない」のアンケートをとり、「つまらない」が一定値以上に達したら番組を強制終了させるといったことを行ってみては如何か。言論・報道の自由に関わりかねないので、これはバラエティ番組に限ればよい。番組が強制終了となればスポンサーへの損害賠償などが必要となり、番組作成側も緊張感を持って番組作成に取り組めるのではないか。
組織票などの色々な問題点はあろうが、これは技術的に解決していただきたい。
逆に云うならば、災害時の緊急放送以外に、この程度しかデータ放送の活用法が見当たらないのである。
なんと無駄な計画であろうか。






では今日もいきましょうか