盧武鉉大統領の迷言「日韓関係は容易ならない」〜それはこちらの言葉だ

2007年09月04日00時24分

 韓国を訪問中の森元首相は3日、韓国の青瓦台(大統領府)で盧武鉉ノ・ムヒョン)大統領と会談した。会談で大統領は日韓関係を「戦略が立ちにくい極めて困難な問題だ」と指摘。小泉首相時代に未来志向の関係構築で合意したことに触れて、「国内で批判を受け、時間がたつにつれて容易なことではないと分かった。過去の問題に触れない、責任を求めないという約束は自分の過ちだと思った」と語った。

 森元首相は日韓議員連盟のメンバーと大統領を表敬した。大統領は小泉前首相の靖国神社参拝にも触れて「教科書検定の問題、竹島の問題、過去の歴史の問題は世界に向けて発信しなければならなかった」と言及。今後の日韓関係について「日本の国会議員の努力に期待している」と述べた。

http://www.asahi.com/international/update/0904/TKY200709030391.html

自身の云ったことを平気で翻す大統領の国と、果たして戦略的な関係が築けるであろうか。
答えはノーである。
コロコロと発言を変えられてはどの発言を信用し、戦略を立てていいものかわかったものではない。盧武鉉大統領は、日韓関係の拗れを全て日本のせいに帰そうとする考えを当初からお持ちであるが、任期満了間近にして、またしてもこれである。今更、『「国内で批判を受け、時間がたつにつれて容易なことではないと分かった。過去の問題に触れない、責任を求めないという約束は自分の過ちだと思った」』などと云われても、小泉政権からもはや無効化していた発言である。この期に及び「確認」されても我が国側としてはなんの感慨もない。これまでの行動を大統領自らの発言で再確認したに過ぎない。あれらの言動は全て理性的な状況下で行われたものであるということだ。
韓国は、前任者の取り決めなどは、商取引などでさえ、無かったものとして扱われる国であるらしいが、自身の発言ですらこれでは、まったくを以て先進国とは云いがたい。北朝鮮も同じくやすやすと意見を翻すが、これは世界に取り残された独裁国家故と云うよりも、もしかしたら民族性なのかもしれない。南北でここまで類似した行為をしなくてもよいであろう。

さて、この日韓議員連盟訪韓森元首相盧武鉉大統領との会談に於いて、今年の10月に開かれる南北首脳会談で拉致問題を取り上げることが確認されたらしいが、これを見れば分かるように、平気で反故にされる恐れがある。日本側は一切期待しないで置くべきであろう。尤も、取り上げられたからと云って何か進展があるとは全く考え難い。韓国側がこの件を進展させる意思があるならば、これまでにもっと積極的に本件に取り組んでいたであろう。
更に指摘するならば、この南北首脳会談は韓国の内政問題、大統領選挙への北朝鮮の介入であるから、外交的な懸案の進展はどの分野に於いても一切合財ない。関西学院大学教授にして、北朝鮮に指名手配されている気骨の士、李英和氏は先週号の「週刊朝日」の連載記事(ぜひ、皆様に読んで頂きたい)で北朝鮮内政干渉を「北風」と呼んだが、云いえて妙である。韓国社会を冷やす、毒にしかならない「北風」を吹かすための会談で、北朝鮮に利すること以外起こるはずが無い。
最後に、盧武鉉大統領は『「日本の国会議員の努力に期待している」』とも云ったようだ。相手国の政府ではなく、国会議員に期待するなど、やはり常識を欠いているとしか云い様がない。最後の最後まで、大統領としていちぢるしく不適格な言動しか行えない大統領であった。



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鬱々日記〜特定アジア3面記事編



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