支那軍は良くて米軍はダメな素晴らしきサヨク

支那の曹剛川国防相が来日し、我が国との国防交流を行った。交流は互いの国の信頼醸成には欠かせないものであるが、しかしながらいかんせん相手は支那である。何がしかの不信感は、訪日そのものにも付きまとい、信頼醸成にはまだまだ道のりが遠い。むしろ必要なのは、日本側の説明ではなく支那側の説明や情報公開であろう。両国の情報公開の量には雲泥の差がある。尤も、日本側が情報公開だけでなく、流出まで行ってしまっている。しかもその相手が支那で、それは支那側の工作の結果である。やはり、この程度で信頼関係などつくれるはずがないであろう。繰り返すが、必要なのは日本側ではなく支那側の情報公開や譲歩である。
さて、本件に関して朝日新聞は以下のような社説を書いた。やはりと云うか、その内容は現状に即さない、日本政府への叱責に満ちている。

 中国の国防相が9年半ぶりに日本を訪れた。小泉前首相の時代、停滞を余儀なくされてきた日中の防衛交流がようやく再始動することになった。

 来日した曹剛川国防相は高村防衛相と会談し、海上自衛隊と中国海軍の艦艇が両国を相互訪問することで合意した。また、日中の防衛当局間に緊急連絡用のホットラインを創設するため、作業グループを置くことも決まった。高村防衛相は来年にも訪中する。

 軍事面での相互信頼を広げ、両国関係を安定させていくうえで、どれも欠かせないことだ。この会談で多くの合意がなされたのは、双方が交流再開を待ち望んでいたことの表れでもある。今後、さらに弾みがついていくことを期待したい。

 両国の防衛首脳が会談するのは、03年に当時の石破防衛庁長官が訪中したとき以来だ。その後、小泉前首相の度重なる靖国神社参拝に中国側が強く反発し、交流そのものが進まなくなっていた。昨秋の安倍首相の訪中で再開への機運が生まれ、国防相の訪日が実現した。

 日中両大国の関係はこの地域全体に影響する。安全保障の分野となれば、なおさら深刻だ。それを考えれば、たとえ政治的な問題でぶつかったとしても、防衛当局の交流は途切れさせてはならない。そんな冷静さを双方に求めたい。

 防衛の責任者が自分の目で相手を見るのは極めて大切だ。

 98年に訪日した遅浩田・前国防相は「日本が専守防衛に徹していることがわかった。(自衛隊は)戦前の軍隊とは全く違うと認識した」と語ったという。中国の多くの軍幹部に、自衛隊やいまの日本社会をしっかりと見てほしい。

 同じように、日本の防衛幹部も中国軍や中国社会の実情を詳しく見るべきだ。

 膨張一方の軍事費をはじめ、活発化する海軍の動きなど、中国軍に対する懸念は少なくない。日本領海を潜水艦が侵犯したり、天然ガス田周辺で示威的と見られる行動に出たりしたこともあった。今後もさまざまな摩擦は避けられまい。

 その時にいかに事態を深刻化させず、誤解による事故を避け、緊張を和らげるか。そのためにこそ、日ごろの信頼醸成が欠かせないのだ。

 艦艇の相互訪問は、実現すれば初めてのことになる。早ければ11月にも中国側の艦船が日本の港を訪れるという。なんとしても果たしてもらいたい。

 米国と中国との軍事交流は一歩先を進んでいる。昨年9月には米国沖で、11月には南シナ海で米中合同の海難救助演習を行った。中国の軍事的な動向を警戒しつつ、敵対しないための努力を重ねていこうということだろう。

 日本は安倍首相の価値観外交といい、近く行われる米印豪などとの軍事演習への参加といい、中国牽制(けんせい)を意図したかのような動きが目立つ。だが、本筋の外交はあくまで中国との相互信頼づくりであることを忘れてはならない。

http://www.asahi.com/paper/editorial20070831.html#syasetu1

『安全保障の分野となれば、なおさら深刻だ。それを考えれば、たとえ政治的な問題でぶつかったとしても、防衛当局の交流は途切れさせてはならない。そんな冷静さを双方に求めたい』とするが、「熱くなった」のは支那側である。『その後、小泉前首相の度重なる靖国神社参拝に中国側が強く反発し、交流そのものが進まなくなっていた』ともあるから、朝日も事実関係は承知の上であるようだが、支那様のみへの叱責は憚れるのか、はたまた、昇進などにまで影響が出るのか、きちんと、『双方に求めたい』とした。なんとも姑息である。
さらに、支那軍の幹部にまさか、日本が大陸に侵攻するなどと本気で考えているような人間はいるまい。朝日は遅浩田・前国防相の言葉を額面どおりに受け取っているようだが、そのような知性の低さをわざわざ社説で披露しなくてもよいだろう。このようなものはリップサービスでしかなく、更に云うならば、この後も日本に対して「軍国主義」云々の非難を展開している。まったくを以て重みの無い言葉であったわけだ。
更に驚くべきはこの行である。

膨張一方の軍事費をはじめ、活発化する海軍の動きなど、中国軍に対する懸念は少なくない。日本領海を潜水艦が侵犯したり、天然ガス田周辺で示威的と見られる行動に出たりしたこともあった。今後もさまざまな摩擦は避けられまい。

 その時にいかに事態を深刻化させず、誤解による事故を避け、緊張を和らげるか。

どう読んでも、支那はこれからも軍事的挑発を行うが日本側は懸念してはならない、ことを大げさに捉えてはならない。日本は支那のなすがままにされておけ」としか読めない。さすがは朝日新聞だ。支那側の軍事行動をとにかく正当化したいらしい。
そして最後にはこう締めくくる。

日本は安倍首相の価値観外交といい、近く行われる米印豪などとの軍事演習への参加といい、中国牽制(けんせい)を意図したかのような動きが目立つ。だが、本筋の外交はあくまで中国との相互信頼づくりであることを忘れてはならない。

支那側の一連の行動、更には将来に行われるであろう軍事的挑発等の一切の責任は日本側、安部政権、安倍首相の外交姿勢にあると云いたい訳だ。どう考えても、東シナ海などの軍事的緊張を高めているのは支那軍であり、その行動である。空母建造などに関しても一言たりとも触れない。日支間の軍事関係を述べる際には避けては通れないはずの問題である。
相互信頼というならば、まずは支那側にその責任ある行動が求められはずだ。




ちなみに、支那海軍の艦艇が我が国に寄港するようであるが、この件に関して横須賀を拠点とする反日・反米団体【ヨコスカ平和船団】は一切の発言を行っていない。もちろん、曹剛川国防相の来日に関してもである。寄航時にもどのような行為をとるか注目したいが、韓国海軍艦艇が寄航した際と同じく、無反応であることが予測される。ちなみに、当該サイトにはこのような行がある。

その内射程距離が1350〜2200キロのトマホークミサイルは317発以上は配備されていると見られるので北朝鮮のミサイルに対しては圧倒的な軍事的優位に立っている。ヨコスカを母港としている艦船だけで!

トマホークと弾道ミサイルを比較するのはナンセンスに過ぎると思うのだが、それにしても、日米が北朝鮮に対して軍事的に優位にたつことがよほどお気に召さないらしい。日本人ではないのかと感じてしまう。案外……



また、朝日新聞は曹剛川国防相の訪日を諸手を挙げて歓迎したわけだが、支那側訪日団はこのような問題行動も起こしてることを併記しておきたい。

9月1日19時17分配信 産経新聞


 日本を訪問中の中国の曹剛川国防相に同行している中国報道陣がルールを無視した行動や、禁じられた潜水艦などの映像を巧妙に隠し撮りするなど問題を起こし、防衛省が抗議する事態となっている。
 31日午前、海上自衛隊横須賀地方総監部を訪問した曹国防相の取材に同行した中国側報道陣のうち、香港を拠点とする「フェニックステレビ」のクルーが撮影を禁じた海自の潜水艦や米海軍のイージス艦を隠し撮りしていたことが発覚した。
 海自隊員が行事と関係のない方向を撮影する「フェニックス」のテレビカメラを発見し、厳しく注意。フェニックス側は当初「海上を航行中の船舶を撮影しただけ」と弁解していたが、海自が確認したところ背景に潜水艦とイージス艦の映像があった。映像はその場で消去されたが、防衛省は文書による正式抗議も検討している。
 30日には、防衛省での高村正彦防衛相と曹国防相との会談を取材しようと、大臣室前の廊下に並んでいた日本の報道各社の列を無視して中国・新華社のテレビクルーが最前列に割り込んだ。防衛省は中国報道陣に同行している在京中国大使館の担当者に「ルールを守って取材するように」と口頭で注意を与えた。これに対し、担当者は「公式メディアだから」と意味不明の理由で反論した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070901-00000919-san-soci

特に「フェニックステレビ」のそれはスパイ行為と断じてもかまわないぐらいだ。朝日はなんとも楽観的・牧歌的に本件を見ているが、両国の謀り合い、ことに支那側のそれは変わらず続いているのである。相互交流があればことは足りるといったような生易しい問題ではない。



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鬱々日記〜特定アジア3面記事編



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