朝鮮総連が被害者?〜緒方重威元公安調査庁長官逮捕に今後の進展をみる

ついにことが動いた。しかしながら、これは誰もが意外に思ったのではないか。緒方重威氏や不動産会社元社長・満井忠男氏らの詐欺容疑での逮捕とは、誰がこのシナリオを想像できたであろうか。
つまるところ、緒方容疑者らが朝鮮総連の中央本部を騙し取ろうとした、というのが罪状である。要は朝鮮総連は被害者扱いなのである。
この逮捕を踏まえ、この事件を纏めていきたい。

逮捕はいったい何を意味するのか

簡単に書くと、前記したように被害者・朝鮮総連、加害者・緒方容疑者らという形を作り出したのだ。これは管理人として危惧すべき問題であると考える。
この事件は、すでに小欄でも書いたように朝鮮総連と緒方容疑者らが共謀し、整理回収機構との裁判に於ける敗訴が濃厚な朝鮮総連朝鮮総連中央本部の差し押さえ及び売却を阻もうとしたことに端を発する、と見るべきだ。
しかしながら、検察の今回の逮捕とその罪状はこの見方を真っ向から否定するものであり、不可解すぎる。朝日新聞すら今日の社説でこのことに疑問を呈した。*1
この検察の逮捕は事実との矛盾を生じさせる。
事実として、朝鮮総連と緒方容疑者は支払いを先延ばしにした契約を一度結び、朝鮮総連中央本部の所有権を緒方容疑者に渡している。しかし、検察も認めるように緒方氏容疑者は出資者などはじめからおらず、即ち代金を払うつもりもなかったのだ。ここで検察は緒方容疑者の「詐欺」と認定したのだが、緒方容疑者は朝鮮総連側の弁護士である土屋公献氏の肝いりで今回の「茶番」に乗ったのである。まさか、土屋公献氏が緒方容疑者の「詐欺」を見抜けなかったわけがあるまい。さらに、朝鮮総連から緒方容疑者には謝礼とも取れる金銭・4億円強が支払われている。
これだけの状況証拠の元、検察がこれを想定しないはずがない。限りなく、朝鮮総連そのものも、いや朝鮮総連そのものが黒なのである。朝鮮総聯ナンバー2とも云われる許宗萬氏が一枚以上噛んでいることもまた認定済みだ。朝鮮総連と緒方容疑者らの共謀、というのが一番しっくりするのが今回の件である。
このまま、緒方容疑者らだけに焦点を絞るのならば、事件の発覚当初に検察関係者が云っていた、「国民の納得」云々はどうなるのか。これで幕引きならば、まさか納得するはずがない。

管理人の今後の望みと展望

今回の逮捕で評価すべき点はただ一つ。緒方容疑者側に支払い意図がなかったことを認定した点だ。ここから総連の共謀を暴き、一連の「茶番」が差し押さえ及び競売防止のための策謀であることを認定することである。だが、管理人は法律に疎い。もしかしたら、この手の差し押さえ逃れを裁く法律がないのかもしれない。
ならば、許宗萬氏を朝鮮総連への背任容疑で起訴する、という最低ラインを割り込んでは欲しくない。このままではその可能性すらある。
今回の逮捕が緒方容疑者らの自供を得るためのものであり、朝鮮総連を潰すこと・緒方容疑者という「内通者」に対する真相究明の2点を完全に達成するためのものであって欲しい、と管理人は望む次第だ。
これからの成り行きを見守るほか、我々にできることといえば、我々国民がこの件に関して興味を持ち続け以て検察への圧力と成すほかない。
今後の展開。管理人の望がすべて叶う可能性は多くて2割程度であろう。最低ラインで5分5分と管理人は見ている。

これで最低ラインすら超えられなければ、次に疑われるのは総連と検察の関係である。


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鬱々日記〜特定アジア3面記事編



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*1:ところが、検察の描いた事件の構図はまったく異なった。  元長官と仲介役の不動産会社元社長らが「いい買い手が見つかった」と総連側にうその売買話を持ちかけて、土地と建物をだまし取ったというのだ。総連側は詐欺の被害者ということになる。  朝鮮総連在日朝鮮人系の朝銀信用組合から融資を受けた627億円の返済を求める訴訟を、整理回収機構から起こされていた。総連側は競売にかけられるのを避けるため、売却後も立ち退かずにすむことができる買い手を探していた。 元長官らはそうした朝鮮総連の弱みにつけ込んだことなる。 とはいえ、まだ謎がいくつも残る。  もともと出資者がいなければ、総連に売買代金を払うことができず、だましたことはいずればれる。事件や法律に通じているはずの元長官がなぜ、そのようなことに手を染めたのか。【総連本部売買―元公安長官が詐欺容疑とは】 より