「世宗大王」進水〜極東アジア軍拡の秋

日本では話題になったとは云いがたい韓国海軍初のイージス機能搭載艦「世宗大王」。まだ進水段階で就役していないためかとも思うが、「韓流」などという現象がありながら、この件に関する報道量の少なさいには管理人は疑問を呈せざるを得ない。
文化交流が進むことはよいことだ。だが、国家間に於いて文化交流だけでことが済むなどはありえない。「友好」などと大層な言葉を吐くならば当事国の政治軍事の報道も当然なくてはならない。「文化」という比較的「良い」面だけにしか接しなければ判断を誤ることは間違いないことである。

そんななか韓国ではこのような記事が報じられた

1:犇@犇φ ★ :2007/05/26(土) 11:04:10 ID:???
■20機と戦っても世宗大王艦の勝ち

「無敵の盾」イージス艦と世界最強「無敵の戦闘機」F-22ラプターが対決したら?

25日、イージス艦世宗大王艦」進水式が行われた蔚山(ウルサン)の現代重工業では、「矛と盾」のサイバー戦闘をめぐって、軍事マニアたちの間で熱い討論が起こった。歴史的なイージス艦進水式を見るために現代重工業を訪れた「自主国防ネットワーク」熱血会員8人が、F-22イージス艦の性能を元に下した結論は、「F-22ラプター1個飛行隊程度なら、世宗大王艦が軽く撃退できる」というものだった。

時に、2015年末。アメリカ議会のF-22ラプター海外販売禁止期限が解除され、日本がアメリカからF-22を100機導入する第一歩として、20機の1個飛行隊を導入する、という状況を仮定した。

この時までに韓国は、世宗大王艦を含む計3隻のイージス艦が実戦配備されていた。独島水域の調査をめぐる韓日間の古い紛争が再演された。日本はF-22ラプターの性能をテストを兼ねて、1個飛行隊で武力示威を行なった。

独島周辺の東海(訳注:日本海のこと)水域を監視していた世宗大王艦の強力なイージスレーダーSPY-1Dが、イージス艦前方60〜70kmに接近してきたF-22ラプターを識別した。レーダーにつかまらないというF-22の強力なステルス性能も、イージスレーダーの前には無力だった。この時になっても、F-22の強力な位相配列レーダー(AESA)はイージス艦ことを見つけることができなかった。F-22は40km前方になってようやくイージス艦の識別が可能だ。

世宗大王艦はF-22飛行隊を識別するや否や、90発搭載した艦対空ミサイルSM-2ブロックIIIBを即座に発射する。イージス艦のミサイル命中率は90%以上を誇る。F-22ラプター編隊はイージス艦の前で脆くも潰滅する。F-22ラプターは長距離精密爆撃用空対地ミサイルと空対空ミサイルが主要な武器だ。

空対地ミサイルであるJ-DAMで対艦攻撃が可能だが正確度は大きく落ち、対艦ミサイルを装着した場合にはステルス機能は失われる。1機当たりの価格が2億ドル(約1860億ウォン)のF-22ラプターと、1隻当たりの価格が1兆ウォンするイージス艦の価格差が、性能差として現われたわけだ。自主国防ネットワークのシン・インギュン事務処長は、「F-22ラプターとのサイバー戦闘で、イージス艦の威力が発揮される」としたうえで、「しかしF-22の機数が増えたり、F-22が日本の最新型イージス艦の助けを借りる場合には、状況は変わりうる」と語った。

▽ソース:文化日報/Yahoo!Koreaニュース(韓国語)(2007/05/26 08:10)
http://www.munhwa.com/news/view.html?no=2007052601030727026003
http://kr.news.yahoo.com/service/news/shellview.htm?linkid=4&articleid=2007052608101738216&newssetid=1352

ラプターを対艦攻撃に運用することは機体の運用目的にそぐわないためこのシミュレーションはほぼ意味を成さない、のひとことで一蹴できる記事であるが、朝鮮人にはこういった「日本を打ち負かす物語」が必要なのである。それは建国の際の神話からそうである。抗日戦争に連合国とともに打ち破った朝鮮民族。という神話は朝鮮人には南北を問わず欠かせないのである。

さてまぁ、この記事にあるように、韓国の対日過激派は日本と一戦交えるためにこの艦を建造したとでも云いたいようである。ノ大統領はこの艦の建造・保有に疑問を呈したが管理人も同じ思いがある。日米韓の極東アジア反共トライアングルに於いて韓国は「陸軍国」であることが与えられた役柄であった。揚陸艦「独島」といい、今回の「世宗大王」といい、その役回りを大きく逸脱し始めている。また、大手紙にまで対日仮想戦闘を扱った記事が載るようになった。

韓国は軍事面に置いても大きくその立ち位置を変えようとしている。もちろん、韓国はその昔より大きな発展を遂げた。国防ドクトリンが変わるのは致し方がない。だが、それが日本の国益にそぐうかそぐわないかを見極めることは、当然必要である。

あまり知られていないが、極東は軍事的に非常に過密気味である。北朝鮮常備軍100万。支共は150万。韓国も69万。極東ロシア軍も管理人の記憶に寄れば30万はくだらない。これは日本の自衛隊員数を超える。
もちろん、士気・装備等の比較要素も鑑みなければならないが、この兵力数だけでなく、これらの国家には他にも予備動員が可能なことを忘れてはならない。
これだけ書けば分かるであろう。
今、極東アジアは軍拡の秋なのである。


よければこちらにも足を運んでください
鬱々日記〜特定アジア3面記事編



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