週間ぶりの更新であるが、先週は何があったであろうと考えていると、そう云えば金曜日に北朝鮮が地対艦ミサイルを複数発発射していたなと思い出した。たまたまその日、ケータイから2ちゃんねるを見ており、そこでこの件を知ったのであるが、もし見ていなければおそらく自分から知ることはなかったであろう。
地対艦ミサイルであるし報道機関の取り上げ方も小さかった。と云うか、最近めっきりと北朝鮮に関する刺激的(不謹慎ではあるが)な話を聞かない。まぁBDAの問題も未だに難航しており(この件は、穏便にことを勧めたい米国務省と貨幣を偽造され怒りに震える米財務省(名前失念)との駆け引きがあるのであろう)いっこうにことが進まない(韓国高官も今週中の解決は難しい、と云っていた)ために致し方ないと云えばそれまでである。
それゆえに、寂しくなった金正日がミサイルをぶっ放しても理解は出来る。自民党の中川政調会長も云っていたとおり無視するのが懸命であろう。これは、おそらくは、業を煮やしつつある北朝鮮からの「ハヤクコメオクレ」の荒っぽい信号である。北朝鮮側は、「我々は南北の鉄道まで通した。これだけ譲歩したのだ」という思いがあるのであろう。「次はそちらだ」と云いたいに違いない。
だが、今回の件で一つ気になることがあるとすれば、それは北が朝鮮半島西岸、東シナ海にもミサイルをぶっ放したことである。しかも対艦ミサイルをだ。これは明確な支那共産党へのメッセージである。何を意味するのか、正確なところまでは当たり前ながら推測は不可能であるが、穏便に済むようなものでないことは確かである。
また、その日韓国は、簡略版イージス機能搭載の駆逐艦世宗大王」を進水させた。そのことへの威嚇でもあったに違いない。ただ、素人でも分かることであるが、シルクワーム(と見られている)の様な地対艦巡航ミサイルではとてもではないがイージス機能を簡略版といえど搭載した駆逐艦を沈めることなど出来ない。そういった攻撃に対処するために生まれた艦であるからだ。
なんにせよ、ない燃料を使った必死の訓練であったのだが、韓国にすら脅しにならないのは虚しいばかりである。
あまり心証が悪くならないというのが唯一の救いであろうか。



では今日もいきましょうか