政界再編の可能性もありか!?〜国民投票法に民主党造反議員有り

5月15日8時1分配信 産経新聞


 国民投票法の14日の採決で、民主党から「造反議員」が出たことは、憲法改正問題が今後、政界再編含みで推移していくことを予感させる。

 憲法改正をめぐっては、以前から「大連立か政界再編」(中曽根康弘元首相)が取りざたされている。

 国会が憲法改正案を発議するには、衆参両院でそれぞれ総議員の「3分の2以上」の賛成が必要だが、その勢力を形成するには自民、公明、民主3党の協調か、政界再編により3党の枠を超えた国会議員を糾合するか、のどちらかしかない。民主党が与党と対立し国民投票法に反対したことで、政界再編の選択肢が浮かび上がっている。

 民主党は、安倍晋三首相が1月、憲法改正参院選の争点にすると表明したことを「政局に利用しようとしている」(幹部)とし、改憲へ向けた動きに反発を強めている。14日も鳩山由紀夫幹事長は「3年後、そう簡単に憲法改正という方向にはなりにくい環境を(首相は)自らつくった」と述べた。

 安倍首相と民主党では憲法観をめぐる溝も深い。民主党は「憲法は『公権力の行使を制限する根本規範』というのが近代立憲主義の定義。国家の伝統をうたったり、国民に道徳や義務を課す規範ではない」(憲法記念日の幹事長談話)との立場だ。「憲法は、国の理想、かたちを物語るものだ」とする首相とは、立場を異にする。

 実は、公明党民主党のような憲法観をもっており、自民党内には「民主党公明党改憲案を丸のみしなければまとまらない」(中堅)との見方もある。こうした側面もあり、首相が政界再編を仕掛け、改憲論議で主導権を握るシナリオがささやかれている。

 このため14日の参院本会議で民主党のベテラン、渡辺秀央元郵政相が賛成票を投じたことは、波紋を呼んだ。渡辺氏は採決後、記者団に「憲法問題は政治家としての原点であり信念だ。(民主党の)反対には選挙戦術としての不純なものを感じた。処分は甘んじて受ける」と述べた。

 新党日本荒井広幸氏も採決前に参院本会議場から退席している。4月13日の衆院本会議の採決では、改憲派前原誠司前代表ら7人が欠席。河村たかし氏が途中退席した。前原氏の行動は、小沢一郎代表が決めた「反対」方針に反発したものとみられている。

 こうした動きをにらみ、自民党内には「参院選後の与野党過半数獲得の綱引きにつながる」と、民主党改憲派の再編の動きに対する期待感がある。民主党改憲派からも「改憲が旗印の政界再編があっても不思議ではない」との声が漏れる。

 民主党は渡辺氏を注意処分にとどめる方針で、衆院の欠席、退席組を処分しなかった。厳しい対応をすれば、それがいずれ「離党」を誘発しかねず、自民党に付け入るスキを与えるという苦しい事情がある。(斉藤太郎)

最終更新:5月15日8時1分

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070515-00000011-san-pol

朝日などは社説で、民主党の合意も取り付けられず、安倍自民が強引に採決に持ち込み数の原理で押し切った、と国民投票法成立に関して非難した。だが、この法案に関する審議を見るにつけ、強引なのは民主党であった。一時は自民に対してもある程度の妥協をする姿勢を見せつつ、朝日が「理想」*1とする状態に近かったのだが、民主党がとにかく反自民の旗色を出すことに躍起になったため、民主党の法案以外は呑まない、という事実上の決別宣言をしてきたのである。これは国民の知るところのはずだが、朝日は知らないとでも思っているのか。
これは、小沢氏のこれまでの国民投票法憲法改正に対する姿勢とも矛盾していた。小沢氏は、その豪腕を頼みに党利党略に走ったのであろう。それに対して内部から疑問が起こることは無理もない。その結果が今回の造反である。
管理人はこの政界再編を歓迎する。民主党には自民党なんかよりも右の思想を持つ人間もいるし、逆に自民党にも社民党などと歩をともに出来る考えを持つ人がいる。
はっきり云って、有権者からすればどうにかしてほしいところであろう。自民党のあの人の姿勢は好きだが、それを台無しにするあの人がいる。という状態は一刻も早くやめにしてほしい。
おそらく二世議員の地盤引継ぎだのなんだのでこのような歪な形になったのであろう。
結果としてこれも安倍首相が次の参院選の焦点に憲法改正の是非を持ち込んだことが好影響となったのであろう。朝日などは非難をしているが、国民にその是非を問うのは別段不自然なことではない。これぞ民主主義、である。

民主は造反した議員を引きとめようと必死の様だが、自民はこれを引き抜くよう努力してほしいし、また、左派は放出するようにもしてほしい。そして、自身の政治理念と政党の理念が違う代議士は自民であろうと民主であろうと、率先して、自分の意思で改めて政党を選んでほしい。票集め、といった私利ではなく、政治理念で動いてほしい。その理念が国民にきちんと届けば票は後からついてくる。
管理人はこれを機に政界が再編されることを強く望むものである。


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鬱々日記〜特定アジア3面記事編



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*1:この理想と言うのはあくまで達成不可能なものであり、これが達成できたならばさらなる高い「理想」が持ち出され非難の道具となるのである