ルメタルジャケットを見た。この10日ほどで5本は映画を見ている計算になる。今日はゴッドファーザーを見た。久々の戦争映画以外の映画であったような気がするが、戦争映画でないが故に小欄では取り扱わない。まぁ、マフィアってのも難儀な仕事である。
フルメタルジャケットゴッドファーザーも説明の要らない、云わずと知れた名作であるので詳しい説明などは避けるが、例に漏れず管理人もハートマン軍曹のファンとなった。あの台詞回しは素晴らしいの一言に尽きる。しかもあれで、もともとは裏方を予定しており、つまり本業の俳優ではないというのだから、やはり海兵隊魂というものであろうか。「愛する海兵隊」と云う台詞の重さは本物である。
ラストシーンのジョーカーがベトコンの少女を撃つシーンはその表情の変化などは言及するまでもない。あれが戦争であり、やはりあれだけの訓練を受け「娑婆っ気を抜かれても」敵を、特にゲリラであるが故少女を殺すということは人には耐え難いことなのである。一昔前、「さとうきび畑の唄」という沖縄戦を扱ったドラマで明石屋さんまが負傷した米兵を撃てない日本兵を怪演していたが、撃てないことを叫ぶ明石屋に対し、この映画は表情でそれを名演していた。20年前の映画ではあるが、今でも十二分に見るに耐える名作であることは管理人が云わずもがな、である。


では今日もいきましょうか。