本当に山拓はどこにいったの?〜訪朝から3日、未だ音沙汰なし。

 さすが21世紀に遺(のこ)された最後の秘境だけのことはある。自民党山崎拓元副総裁が、9日から北朝鮮を訪問したようだが、その後、現地からは平壌に支局を置いている某通信社を含めウンともスンとも何の音沙汰(さた)もない。

 ▼聞くところによると、山崎氏は金正日総書記との面会も希望しているという。日本の著名な政治家が、首相官邸の説得も振り切って訪朝したのだから、さぞや下にも置かぬもてなしを受けておられることだろう。

 ▼それにしても今ごろ何を好んで平壌詣でなのか。ご本人自ら「二元外交とか、北朝鮮に媚(こび)を売るとか言われると思う」と語っているように世間の目は厳しい。にもかかわらず訪朝に踏み切ったのは、「朝鮮半島の非核化実現には対話と説得の努力が必要だ」との信念からだという。

 ▼残念ながら「対話と説得」が通じる相手ではない。厳しい冬を迎え、人民が深刻な食糧不足に直面しようかというのに核兵器開発にうつつを抜かす人間が、何の権限もない他国の政治家の言葉に耳を傾けるだろうか。すべての行動は自らの体制を守るためのもので、対話は時間稼ぎの道具でしかない。

 ▼いや、ひょっとすると、山崎氏は「よど号事件」の故事にならおうとしているのだろうか。37年前の春、ソウルで乗っ取り犯との交渉にあたった山村新治郎氏は、乗客の身代わりとなって人質となり、「男ヤマシン」とたたえられた。

 ▼親が子を、兄が妹を、妻が夫を殺す陰惨なニュースがあふれかえる中、拉致被害者を救うため「男ヤマタク」が一身を投げ出すとあれば、人々は涙を流し、日本の政治家も捨てたものではないと感動するだろう。小欄もこれまでの非礼をわび、頭を丸めたい。まあ、それは初夢に過ぎぬだろうが。

(2007/01/12 05:03)

正直なところ、俺も不安であった。
山拓訪朝、などとこのブログでも書きたてたが訪朝以来一切音沙汰がない。
山拓訪朝は俺が新年早々に見ていた白昼夢ではないかとすら考えていたところだ。
だが、音信不通なのは報道機関も同じらしい。安心した。

2ちゃんねるで拾ってきた記事だが、産経のコラムでここまで酷評するのは大月隆寛氏か呉智英氏かと見まがったほどだ。少々言葉が粗野に過ぎる気もするが、本質を突いていよう。

果たして山拓はどうなってしまったのだろうか


山拓訪朝を評価する加藤紘一

自民党加藤紘一元幹事長は11日夜、都内で講演し、山崎拓前副総裁の北朝鮮訪問について「半年後くらいには意味があったと理解されるのではないか」と評価した。
 加藤氏は「米朝は話し合っているが、日本は拉致問題があるからかやの外だ。日米の路線の違いに安倍政権は苦しむだろう」と指摘。「日米のギャップを埋めるくらいの(北朝鮮との)チャンネルがなければいけない」と山崎氏の行動に理解を示した。

分かる人には予想通りであろうが、評価してくれる人もいるのだ。山崎氏よ、よかったではないか。
しかし、ハニートラップ疑惑の方に評価されるのもなんとも云えない事ではあるが。

しかし加藤氏。その山拓からは一切の音信がない。21世紀になって、満天下の注目の下出発した代議士の音信がないのは異常である。辻政信が東南アジアで消息を絶った時代とはわけが違うのだ。
加藤氏も捜索願を出すなり、訪朝するなりしてはどうか?その際は帰ってこなくてもよいが。それにしても、この拉致は日朝の障害、とも取れる物言いには怒りがこみ上げてくる。心から帰らぬことを願うばかりだ。


よければこちらにも足を運んでください
鬱々日記〜特定アジア3面記事編


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