ゲンダイは制裁効果なし、と云うが……。北、虎の子の「金」売却に動く

12月24日10時0分配信 日刊ゲンダイ


 安倍政権がイケイケドンドンで始めた北朝鮮制裁のトホホな実態が明らかになってきた。各国に先駆けて先月15日からぜいたく品の禁輸を始めたが、案の定、何の効果も得られていないのだ。
 19日付の韓国紙「中央日報」は、マカオにある北朝鮮の会社がいまだにぜいたく品を調達していると報じた。マカオには今も北朝鮮の会社が10社以上あり、上層部が指示する物品を調達しているという。
 また18日付の米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」も、中国の丹東地域で北朝鮮の高官が貴金属や毛皮、コンピューターなどを買いあさっていると報じている。トヨタの高級セダンをキャッシュで買っていた北朝鮮人もいたという。
 いくら日本が腕時計や宝石など24品目の輸出を禁止したところで、将軍サマはまったく困っていないのだ。コリア・レポート編集長の辺真一氏が言う。
「安倍政権はぜいたく品を禁輸にすることで、金正日の求心力を低下させ、拉致問題を解決しようとしています。しかし、メード・イン・ジャパンが止まっても、メード・イン・チャイナ、メード・イン・コリアがある。金正日が部下に与える褒美探しに四苦八苦することはありません。当然、拉致問題の解決は難しい。北朝鮮は、制裁一辺倒でプッシュすれば簡単に土俵を割るようなヤワな国ではない。瀬戸際外交を得意とする国ですよ。対話も交えることで、引いたり、はたいたりしなければ、揺さぶれませんよ」
 声高に制裁を叫ぶのはカッコイイし気持ちがいいのかもしれないが、実際は何の役にも立たないのだ。それどころか、事態を悪化させる恐れが強い。現に北京の6カ国協議では、日本は完全に蚊帳の外。北朝鮮との2国間協議さえ開けない。
 やっぱり安倍政権ではダメか。

最終更新:12月24日10時0分

さてはて。
制裁の主眼はぜいたく品の禁輸ではなく、送金停止等の外貨獲得手段封じではなかっただろうか?
また、制裁が始まってすぐのいつぞや、将軍さまの記念日では恒例のぜいたく品の下賜がなかったとも聞く。
日本における、総連の金でのぜいたく品の供出がなくなればそれはそれである程度のダメージにもなるであろう。だが、俺はぜいたく品の禁輸には反対である。将軍様にはバシバシ大金を遣わせばよい。
それにしたって、これだけで安倍政権がだめとはゲンダイの安倍政権への『期待』が伺えるものである。

ヤフーニュースのこの記事のカテゴライズが「エンタメ総合ニュース 」とはなかなかのセンスを感じずにはいられない。

ちなみに、その北は虎の子であろう国内に埋蔵されている金の採掘・放出をしてまで外貨を稼ごうとしてるそうである。

米国の金融制裁を受けて、マカオの銀行「バンコ・デルタ・アジア(BDA)」の口座が凍結されて以降、北朝鮮がロンドン金市場に再加盟したり、タイへ金塊を輸出して約2800万ドル(約33億円)を得たりするなど、国際市場での金塊取引に乗り出したことがわかった。

 BDAだけでなく、他国の銀行でも関連口座が凍結される事態になった北朝鮮が、「金塊ビジネス」での外貨獲得に躍起になっている一端が浮かんだ。

 北朝鮮の通貨発行機能を持つ「朝鮮中央銀行」(本部・平壌)が今年5月12日付で、金取引で権威のあるロンドン金市場の「グッド・デリバリー」というリストに再掲載された。リストは、金塊の品質などを審査したうえで、国や企業名などを掲載するもの。同中央銀行は1976年に一度加盟していたが、その後、取引実態がなかったとみられ、2004年6月、リストから外されていた。

 読売新聞の取材に対し、ロンドン金市場は、同銀行の再加盟を認めたが、取引量については「現時点では答えられない」と語った。

 また、北朝鮮は今年4月に500キロ、5月には800キロの金塊をそれぞれタイへ輸出し、計約2800万ドル分の外貨を得ていたことも判明した。タイは過去5年間、北朝鮮から金塊を輸入したことはなかった。

 北朝鮮の金塊取引は、金正日総書記の秘密資金を担当する朝鮮労働党39号室の管轄とされている。一方、英紙フィナンシャル・タイムズによると、北朝鮮は昨年まで、BDAに大量の金塊を販売していたという。

 韓国統一省によると、北朝鮮は、鉱物資源が豊富で、金の埋蔵量も推定1000〜2000トンに上る。ただ、日本との金塊取引は92年以降、行われていない。

(2006年12月26日3時2分 読売新聞)

北の金はおそらく将軍さまの亡命時の資金となるもののはずだ。それを放出してまで外貨が欲しいとは、上層部の逼迫もくるところまできたというのだろうか。
だが、これすら許してはいけない。北に外貨を与えてはいけないのだ。日本政府はこの件に関しても国際社会に働きかけるべきだ。市場からの締め出しを求めなければならない。

また、この件に関して面白い記事がある。

12/26 17:26

 アメリカの金融制裁で「スーパーK」や「スーパーノート」といった偽札の闇ビジネスが手詰まりとなった北朝鮮が、国内に眠る豊富な金塊や金貨を海外に放出し、大量の外貨を獲得していたことが26日、分かった。さらに、貪欲(どんよく)な将軍さま=写真右=は金塊のみならず、金の純度が低い“ニセモノ金貨”も発行していた疑いが強いことが、夕刊フジの取材で明らかになった。新たなインチキ商売の実態とは−。

 ■純度低く、貨幣価値はほとんどゼロ

 18日付の英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)によると、関連口座が凍結されたマカオの「バンコ・デルタ・アジア」を通じて昨年、数億ドルの資金が北へ流入したという。これは金塊の合法的な取引によるものとみられる。
 04年に金取引で権威のある金市場「グッド・デリバリー」(ロンドン)から追い出されていた北は今年5月に再加盟し、本格的に金市場へ参入。北は今年4−5月にかけてタイへ1.3トンの金塊を輸出。2800万ドル(約33億円)を荒稼ぎしていた。金の埋蔵量が豊富な北は、将軍さまの資産を切り売りし、急場をしのぐつもりらしい。

 金塊のみならず、海外のコレクター向けにも頻繁に金貨を発行して小銭を稼ごうとしている北だが、一部からは早くも「ニセモノではないか」と声が挙がり、すこぶる評判は悪い。ある貿易商は「金貨は単価が高く、北朝鮮グッズコレクターにも非常に人気が薄い。うちでは扱わない」と切って捨てる。

 北の記念硬貨は額面が1−500ウォン。80年代に発行された、信憑(しんぴよう)性の高いものはネット上のオークションで、時に10万円以上で出品されることもある。

 かつての金貨は北の伝説で登場する千里馬(チョンリマ)がデザインされた地味なものだったが、近年は干支(えと)にカラー彩色を施したり、金正日キム・ジョンイル)総書記(64)の笑顔や、金総書記の母の金正淑(ジョンスク)、南北会談の一シーンなどバリエーションに富んでいる。

 これらの新しい金貨は、「北の土産物店で観光客向けに480−640ユーロ(約7万4900−10万円)で販売されていた」(中国人貿易商)という。だが、まったく同じデザインの金貨は韓国に輸出され、「ソウル市内の骨董(こっとう)街、仁寺洞(インサドン)に出ていた露店で売っていた。言い値で1つ1500−2000円だった」(コレクター)と、値段から判断してニセ金貨に間違いないようだ。

 ニセ金貨は額面も多くが1ウォン。つまり1ドル=3000ウォンの実勢レートで計算すると0.039円と貨幣価値は限りなくゼロに近い。北はどこまでダーティーなのか。

どこまでいっても北は北。将軍さまは将軍さまといったところであろうか。
通貨としての価値がないに等しい、北朝鮮ウォンの偽金貨などつかまされた日には泣きたくなる。
この「金貨」も後々には北の歴史を物語る一ページになるのであろう。



よければこちらにも足を運んでください
鬱々日記〜特定アジア3面記事編


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