極論好きはさすが、「サヨク」かw

必修履修せず197人卒業ピンチ 富山・高岡南高(朝日新聞) - goo ニュースについて。

 昔話をすると,私はきちんと地理B・世界史で受験した。ついでに言うと私は医学部を受けたので,理科は物理・化学・生物の3科目が必須だった。(なんて言うと年齢がばれるか)

 現在の学習指導要領では社会科偏重・理科数学軽視になっていて,理科などは1科目履修すれば普通科を卒業できるなんてふざけたカリキュラムになっている。反面,社会科は「地歴科」「公民科」の2分野に分け,後者の「公民科」の必須の「現代社会」では現在の自民党の極右イデオロギーを洗脳させていると言っても過言でない。まともな高校生が哲学入門の「倫社」へ逃げるはずだ。

 そして,話題の高岡南高校ではどうも,本来必須である世界史を教えずに,生徒が受験で圧倒的に選択する「日本史」ばかりに力を注いで教えて来たようだ。私に言わせれば文科省欽定の「日本史」など要するに権力者側から見た「歴史」に過ぎず,被支配者側から見た「日本民俗学」はほんの添え物程度に載ってるだけの,階級闘争をわざと意識させないための教科書に過ぎない。つまり,現在の高校教科書の日本史など,腐り果てた「白ポスト」行きのエロ本のようなものなのだ。

# 私たちの頃もひどくて,大学受験のついでに日本史の教科書を駅の白ポストへ投函した記憶がある。家永日本史でも右翼やー!と思うくらいなのに。

 結局,高校生がどうして受験で日本史ばかりを選択するか。答えは簡単である。日本史なら日本の中の地名さえ覚えれば良いから,あとは漢字だけだという安易な考えから来ているのだ。ところが,彼らは文科省がどうして世界史を必須にしているかという親心をまったく理解していない (私はこの点についてのみ,文科省を評価している)。まず,世界があって,日本があるのだ。世界の地理が分からないのに,世界の中の日本の位置が分かる訳がない! そして逃げ言葉は「世界史はカタカナが一杯出てきて混乱する」という甘えである。

 その甘えの結果,どうなるか。日本史の模試を受験する人数が膨れあがり,少々の勉強では偏差値が上がらなくなる。数学の統計で二項分布を学べば分かることだけど,母集団が少ないほど,偏差値は簡単に上がったり下がったりする。反対に母集団が多いほど,偏差値は容易には上がったり下がったりせず,ほぼ成績が固定されてしまう。つまり,私大などでほとんどの受験生が日本史を選択した場合などは成績にほとんど差が出なくなり,いきおいマニアックな難問奇問が出たりするのだ。逆に考えれば,地理や世界史を選択して徹底的にガリ勉すれば,点数も偏差値もぐんぐん上がる,ということになる。

 と,いうことは,受験で日本史を選択して,今は大学全入時代だから,どっかに適当に引っ掛かって,大学でノートパソコンを買わされるやいなや,思想的に右傾化へ洗脳させられた彼らがネットウヨと化し,大学の授業を混乱させるのは目に見えている。しかもこいつらが「団塊の補充要員」として大量採用された日には,日本は終わった!としか言い様がない。来年のゴールデンウイークが楽しみである(笑)

日本史を取り、大学に入り、ノートパソコンを買えば「ネット右翼」になるそうです。しかし、少し考えれば分かることですが、「ネット右翼」とやらになる理由は、ネットにある、彼らサヨクの言う極右的な歴史歪曲のほうが説得力があるからです。この方も、こんなことを書くぐらいならば一つでも「ネット右翼」を「良心的な日本人」に矯正するような記事を書けばいいと思いますがね。
以前引用した南京大虐殺に関する記事を読む限り望むべくもなさそうですが。
もう一回引用しときますか

日本の著者らに賠償命令 中国での南京虐殺訴訟  (朝日新聞) - goo ニュースについて。

 まず,私自身の自己批判から始めることにしよう。私の母方の祖父は数年前,92歳で大往生した。ただ,祖父は亡くなるまでの数年間,妄想や悪夢に襲われることが多かったと介護してた叔母が言っていた。実は,祖父は陸軍憲兵として,江蘇省における虐殺行為を指揮したという,戦犯として戦後を生きてきたのだ。

 祖父は元気な頃,軍人だった頃の自慢話は一切せず,とにかく戦争だけは起こすなと言っていた。貧しさのため,やむを得ず防衛医大を受験した時も,祖父はわざわざ電報で「軍医になるな」とメッセージを寄越したくらいである。

 また,祖父の話では,南京で殺戮を行ったのは1部隊が数千人だという情報は入ってきたものの,一憲兵には全貌を掴むなど不可能だったとのこと。そして祖父は最後には中国人に襲われる悪夢にうなされて,非常に不幸な晩年を過ごしていった。

 私の身内にもこういった証言者がいるというのに,Nanjing Massacre という atrocities がなかったなどというウソを隠す訳にはいかない。

 私にできることは中国の人たちに,ホオズキの写真を贈って謝罪することだけだ。しかし,経済力ですでに中国に負けたことを,どうして日本人が素直に認めようとしないのか,私はそれが不思議でならない。今の日本に必要なのは,もしかすると 文化大革命 なのかも知れない。文系官僚(特に人事院)や暴力団などの不良分子を彼らが大好きな「北方領土」にでも掃き出し,代わりを理科系の技術官僚で埋める。当然,宮内庁は廃止,憲法14条の規定により,憲法1〜8条を廃止にし,皇室典範そのものも廃止させるのである。そうすれば,徳仁くん一家も安心してオランダから帰国できよう。彼には学習院大学特任教授の職を与え,外務省の職員として働いてもらえれば,日本に平和が戻って来る。天皇家の人間に人権を与え,日本国民として平等に生きてもらうことが,どうしておかしいのであろうか。南京大虐殺の問題は天皇制の問題とも深く絡んでいるのである。

日本陸軍の1つの中隊が南京市内・郊外で殺戮した人数は約6000人なんですよ。南京での虐殺はなかったと主張する人達は,その数字をもとに「大」虐殺はなかったと言い張るんですね。

ところが,一個中隊となるとそれが50中隊になりますから,単純計算で 6000×50=300000人になりますから,中国政府の主張する30万人の殺戮という数字は正しいことになります。

つまり,南京大虐殺がなかったと主張する人達は,小学校程度の算数もできないということになりますね

こんなんだから、「良心的日本人」から良心がなくなるんですよ……
「純粋」で「良心的」だった小学校時代が懐かしいです。

それにしたって、

「日本民俗学」はほんの添え物程度に載ってるだけの,階級闘争をわざと意識させないための教科書に過ぎない。

って……。土一揆ばっかし載せてたらいいんじゃないですか?w
万葉集なんてみれば分かりますが、日本では古来から農民などの文化レベルは高く、また「支配者側」である朝廷も朝廷批判に等しい、生活の苦しみを詠んだ歌すらのせてるんですがね。これ以上なにを望むんでしょうか。階級闘争なんてもう流行らない言葉だと思いますがねぇ。戦前、戦後間もなく、日本で一番社会主義的な思想が強かったころでさえ、一般民衆は革命など考えもせずにいたんですからね。日本で社会主義革命なんて不可能ですよ。国柄的に。結局、左翼はテロリストにならざるを得ず、そのため知識人気取りの左派が必死に右翼をテロリスト扱いせざるを得なくなったんですから。
でも、倭寇ですら侵略と書く歴史教科書*1から何を学べばいいのかは俺もわかりませんが。。。

*1:俺が今まさに使っている山川出版の日本史教科書です