恣意的としか思えない、朝日の「言論弾圧」批判

社説の趣旨自体は立派だよ。
俺もこの報道への批判記事は書いてるけどそれもこの報道あってのことだし。靖国に参拝するなって言う方が間違ってるとも思うけど、それをいえる日本の自由度はいいと思う。それが亡国に繋がると判断するから俺はそれに対して批判するんだけどね。
もちろん、そんなこと言う人なんていないほうがいいと思う。違ってることを言ってるんだから。でも、間違ってるからって様々な暴力で押さえつけるのは如何な事かとも思うのよ。
だから、この社説の趣旨には賛成。人として当然だよね?
でも、内容がなぁ

いったい何のために投げ込んだのか。犯行声明は出ておらず、動機は定かではない。だが、思いあたることはある。

 日経新聞は、A級戦犯靖国神社への合祀(ごうし)をめぐる昭和天皇の発言をスクープした。昭和天皇は合祀に不快感を示して参拝を中止した、という元宮内庁長官のメモを手に入れたのだ。現代史の謎に光を照らす見事な報道であり、各紙はそれを追って報じた。

(中略)
昨年1月にも、経済同友会小林陽太郎前代表幹事の自宅に、火のついた火炎瓶が置かれる事件が起きた。小林氏は日本と中国でつくった委員会の日本側座長を務めていた。記者会見で、小泉首相靖国参拝について問われ、「個人的にはやめていただきたい」と話した。

 その後、右翼団体街宣車が自宅にまで押しかけた。玄関脇に火炎瓶が置かれるまでに、そうした経緯があった。犯行声明はなかったが、発言を封じるのがねらいだったことは間違いない。犯人は捕まっていない。

 日経新聞の記事も、靖国参拝をめぐる内容である。違うのは、昭和天皇がどう考えていたかを伝えたことだ。

 天皇靖国神社については、暴力に訴えてでも、自分と違う意見を抑えようとする。二つの事件を見たとき、そんな不気味な動きが感じられる。

*1
ここまで読んで嫌になった。想像通りといえば想像通り。目的は単純明快なわけよ右翼とか朝日の嫌いなネット右翼への攻撃なんだよね。
そんでこの後、

3年前には、北朝鮮との外交に取り組んだ田中均外務審議官の自宅に発火物が仕掛けられている。

 言論への暴力は今年も絶えない。

 1月には暴力団の記事を書いた作家の溝口敦氏の長男が路上で刺され、山口組の元組員らが逮捕された。家族を襲う卑劣きわまりない事件である。

 4月には拉致被害者横田めぐみさんの写真展が開かれる予定の百貨店に「中止しなければ社員や業者を襲撃する」という脅迫状が届いた。写真展は会場を変えて実施された。

とまぁ、敵意を持った言い方をすれば、アリバイ工作程度に他の件についても書こうとする。
この書き方だとなんだか右翼と暴力団が同等に語られてるみたい。横田めぐみさんのは明らかにアリバイ工作だと思う。
経済同友会小林陽太郎氏の事件はこの社説を読む限りは未遂なんだよね。
でも、これ以上の、時限発火装置による放火とかがつい数年前に起こってるんだよね。でも、その目標となったのは朝日なんかが目の仇にしているであろう「新しい歴史教科書をつくる会」なんだ。だから、書かなかったのかな?以下は丁度読んでた、【反日の「超克」/西村幸祐著】などからの引用で、「新しい歴史教科書をつくる会」に対してサヨクがどんなことをしてきたのか、その一例を挙げてみようかと思う

平成十三年(2001)八月に船橋西図書館土橋悦子司書が廃棄処分に該当しない書籍百七冊を勝手に廃棄したのが発端だった。
(中略)
廃棄された百七冊の書籍の著者は「新しい歴史教科書をつくる会」(以下、「つくる会」)の人や彼らに近い人のものだった。西部邁氏、渡部昇一氏、西尾幹二氏、福田和也氏、高橋史朗氏、福田恆存氏、長谷川慶太郎氏、岡崎久彦氏、坂本多加雄氏、日下公人氏、谷沢永一氏、藤岡信勝氏、井沢元彦氏ら十四名て「つくる会」の著書が勝手に破棄されていた。【194ページ、8〜9行。194〜195ページ、14〜1行目】

四年前の採択では教育委員に数々の嫌がらせや脅迫状が送られていたが、今年も反対組織はメーリング・リストや個人サイトなどで、教育委員の個人情報を曝す罪を犯しながら、全国の組織を動員して採択妨害行動を働いているのだ。【212ページ、1〜5行目】

反日ファシズムとも言える言論抑圧システムが形成されつつあるという現実に、私たちは危機感を抱かなければならない。
一例を挙げる。夕張市共産党市議、くまがい桂子氏は、彼女のブログで、熊本県人吉球磨地域教育委員の氏名、連絡先を列記し、平成十七年(2005)七月十七日に採択妨害を呼びかけていたが、批判のコメントやトラックバックが殺到すると、それらを削除し、「右翼の妨害」と平然と言い放ち、その後、そのコメントも削除して、代わりにこのような文章を掲示している。
「ただいま誹謗中傷の内容があまりにも多いため、残念ですがトラックバックを一時休止いたしました。今後に向けて、新たな双方向型のサイトを検討中です。ご意見はメールでお願い致します。」【214ページ、10〜16行目】


平成十七年(2005)七月十三日、採択地区で「つくる会」の教科書採択の歴史的決定をした栃木県大田原市には、悪質な嫌がらせの電話、ファックスなどが殺到している中には「扶桑社の教科書の採択を止めないと市内の子供を次々に殺す」という脅迫もあり、警察も事態を重く見ている。【215ページ、5〜8行目】

*2

どうですか?朝日の社説に列挙されているようなものとは段違いに酷いでしょ?
これを無視して言ってみたら、目に見える形の示威行為と爆発しない火炎瓶の経済同友会の方なんて(って言ったら悪いけど)書いてる場合じゃないって思いません?

さらに、平成十三年(2001)の教科書採択に関する妨害行動は『迫りくる「全体主義」の跫音/西尾幹二編著』内『全国を飛び歩く「市民」の正体/中山茂男著』に詳しいので、この中から『「つくる会」事務所放火事件』について引用しようと思います。

教科書採択作業が山場に差し掛かった八月七日深夜、東京都文京区の「つくる会」事務所に時限式火炎噴射装置が仕掛けられ、事務所壁面が炎上するという事件が発生した。八月十日午前、同事件の犯行を自認する「革命軍軍報」と題する声明文(八月八日付)が都内の報道機関に郵送された。この犯行声明文には、
「わが革命軍は、八月七日二十三時四十五分、東京都文京区本郷二‐三六‐九の『新しい歴史教科書をつくる会』本部に対して、怒りの革命的火炎弾攻撃を断固として敢行し、徹底的破壊を勝ち取った。この革命的戦いは、天皇ヒロヒト東条英機らによるアジア侵略戦争を居直り、帝国主義軍隊‐日本軍による『南京大虐殺』『従軍慰安婦』を否定する『皇国史観』『大東亜戦争肯定史観』に基づく、『歴史』『公民』教科書作成‐採択運動なる『つくる会』運動に対する革命的鉄槌である」
と犯行の目的をはっきり示している。
「アジア侵略戦争を居直る」という表現は、「つくる会教科書」に対する解放派の批判のなかで使われているが、さらにこの声明文の中では「天皇の赤子・反革命革マルと思想的同一化し、天皇主義右翼に屈伏し、日帝反革命戦争翼賛運動の反革命尖兵・ハザマ私兵グループを解体・絶滅する」との表現も使われている。このことから、解放派主流派(狭間派)と対立している解放派反主流派の犯行と認められる。この事件に使われた装置は、ポリタンクにガソリンを入れ、てるみっとを着火材としてタイマーで発火させるという簡単なものであるが、この装置は六月二十五日に発生した犯行セクト不明の「明大委託の警備会社会長宅脇車両放火事件」に使われたものと構造や材料が酷似しており、この事件も同派グループによるものとみられる。【252〜253ページ、9〜翌14行目】

*3
あまりにも稚拙で、内部の広報でしか相手にされないだろう、なんて思わせる時代錯誤な声明文を読めば分かると思いますが、確実に殺意を持った行動です。放火が重罪なのは言うまでもありませんが、これは明らかに放火殺人未遂事件です
俺は法律にはあまり詳しくないですが、たぶん懲役十年とかは固いですよ。死者が出れば当然死刑も視野でしょう。やっていることはよど号とかと変わりないのですから。
そんな【重大言論弾圧事件】を無視して【言論弾圧】についての記事を書く朝日には、なんと言いますか、言い過ぎかもしれませんが、黒いつながりすら疑ってしまいます。
先ほども引用しましたこの一節、

天皇靖国神社については、暴力に訴えてでも、自分と違う意見を抑えようとする。二つの事件を見たとき、そんな不気味な動きが感じられる。

天皇靖国神社』を『教科書問題や戦争責任』に変えたらそのまま朝日やそのオトモダチである、思想的に同調する左翼の方々に当てはまるではないですか




こんな記事の瑣末な部分にまで反応する俺は異常ですかね。




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*1:強調などは記事執筆者による

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