政治・外交から見る、この「ご発言」

政治利用の行き着くところ

朝日よ。憶えているか。あなたがたの主張する「昭和史」を。
軍部が統帥権を盾に暴れまわったとするのが「あなたがたの昭和史」ではなかったのか?
しかし、今日の貴社の社説を見る限りあなた方はそのような批判をする資格など有しない

天皇個人としてという以上に、新憲法に基づく「国民統合の象徴」として、賢明な判断だったと思う。しかも、中国などが合祀を問題にする前の主体的な判断だったことを重く受け止めたい。
(中略)
だれもがこぞって戦争の犠牲になった人たちを悼むことができる場所が必要だろう。それは中国や韓国に言われるまでもなく、日本人自身が答えを出す問題である。そのことを今回の昭和天皇の発言が示している。

まさに、あなた方が振り回しているのは「統帥権」だ。
上記と被る部分(昨日の深夜に書いた部分)も多々あるが、この社説ではっきりとした。
朝日と軍部は同じ穴の狢(むじな)である
我が国を再び全体主義国家にでもしたいのか?


また、

昭和天皇靖国神社への参拝をやめたのは、A級戦犯の合祀が原因だったことがはっきりした。
(中略)
75年に三木武夫首相が私人として靖国参拝をしたことを機に、天皇の参拝が公的か私的かが問題になったとして、「天皇の参拝が途絶えたのは、これらが関係しているとみるべきだろう」(昨年8月の産経新聞の社説)という考えだ。

と書くところを見るに本物と断定したようだが、どうであろうか。行く先を見守ろう。

このタイミングはいかなる所存か

ここまで色々と書いてきたが、なによりも違和感を覚えたのが「タイミング」である。
おりしも、自民党古賀議員が中共にお伺いを立て、靖国に一言貰ってきて帰国したと言う「絶妙な」タイミング。
また、北朝鮮ミサイル問題で安倍・麻生両氏が迅速な対応を取り、国連制裁決議と言う現在日本に出来る最上の形でひと段落させたところである。
参拝反対派総裁候補筆頭の福田氏は総裁選立候補に後ろ向きな考えを示したところであった。
どう見るか。
それは各人の判断によるが、まさに政治利用してくれと言わんばかりのタイミングであることは間違いない。また、8月15日小泉首相参拝を控え、反対派にはベストなタイミングであっただろう。現に朝日新聞は一面・二面を裂いての大特集を行っている。
裏で何がしかの「意思」が働いていると見るのは当然であろう。
また、この「お発言」の政治利用が亡き大帝の遺志でないと見るのが順当であるのは前述のとおりだ。
政局に影響が出るならば、それは非常に悲しいことであろう。
誰の描いた陰謀なのか。
ネットでの情報収集を進めたい。


中韓の異様な反応速度〜限定アジアはどうとったか

中共

「早く障害除去を」昭和天皇メモ報道で中国。読売
あまりにも早い。
国内で大きく報道される前に中共は動いた。
そして、何より天皇家に敬意など払ったことのない支那人中共に利用されるなど不快極まりない。あってはならないことだ。完璧に外交カードとしてのみの利用であろう。そこに天皇家を慮って反対といった全うな意思などない。
これに限ったことではないが、改めて中共の言葉など意に介す必要ないということが分かったであろう。
朝日も書いている

それは中国や韓国に言われるまでもなく、日本人自身が答えを出す問題である。

これからはぜひ、中韓に配慮しろなどと書かないでいただきたい。
またこの異様な早さは、「この『発見』、中共が一枚も二枚も噛んでいるのではないか」という疑念をわかせるには十分すぎるであろう。

韓国

こんなときだけ「天皇」とはいい気なもんである。
普段から使用している「日王」*1なる歪曲名称で書けばいいではないか。
重箱の隅を突くのはさておいて。
基本的には中共と変わりない。
奴らに天皇陛下の発言をとやかく言う権利も資格もない。
だが、ひとつ気になるのは、

日本の右翼らは天皇と国家を一体視しながら「首相をはじめとする指導者らが、天皇陛下(国家)のために命をささげた戦没者をたたえる靖国神社を参拝するのは当然だ」と主張してきた。

というくだりである。
ほかの右翼の方々は知らないが、ネット右翼なるレッテルを貼られるであろう俺はここまで思ってなどいない。
大東亜戦争に従軍した人々は、みな、日本の家族、愛する人、友人、近所の人々、顔も見ぬ同胞のために進んで戦地に赴いたのである。と言うのが俺の解釈だ。その中にはもちろん、天皇制という国体護持の考えも当然あったであろう。
だが、「天皇のため」のみという考え方では決して説明がつかない問題である。
また、戦後の占領憲法を見れば分かるように、天皇陛下のためなる考えはサヨクの言う「洗脳教育」のせいではなく、自発的なそれであった。

話はそれたが、やはり、この中韓の反応速度一つとってもなにかしらの不気味なものを感じてしまう。





今日はこの辺で筆をおくが、新たなことが分かり次第随時更新していきたいと思う








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加筆。

*1:中華思想に於いて、皇帝>王となるために、韓国は日本の皇帝たる天皇家を「王」と貶めたがる。これは自国は華夷秩序にすっぽりはまってしまっていたために朝鮮王しか名乗れなかったコンプレックスから来るものと思われる