坂出事件と精神鑑定

出事件に於いて逮捕された川崎政則容疑者に対して、弁護士側から精神鑑定の請求がなされている。管理人が物心がつき、さらに社会に関して興味を持ち出してからほんの数年程度であるが、この頃特に精神鑑定の請求が増えたように感じる。
精神鑑定で、容疑者に「責任能力」なし、と判断されれば弁護側に大いに有利に働くことが想定される。弁護側は鑑定結果をたてに無罪を主張するであろう。相手が精神病患者であり精神鑑定の結果「責任能力」なし、と判断され涙を呑んだ遺族も存在する。
管理人はこのような制度を肯定できない。自分で自分行動に責任をとることができず、さらに、言葉は悪いが、突発的に何をしでかすか分からないような人間をのさばらせて置いてよいのであろうか。もし、精神鑑定による「責任能力」なしなどとする判断を適応するのであれば、そう鑑定された人間は社会に於いて野放しにされるべきではないと管理人は考える。これは精神病患者などへの差別的な思考なのであろうか。もちろん、精神病と一概に云っても、病状から度合いまで様々で、ひとくくりにすることなどは出来ず、管理人はここですべての精神病患者に関して言及しているわけではない。
ただ、「キチガイに刃物」は危険なことを例える諺だ。須らくの精神病患者がそうなどとは決して云わない。だが、「責任能力」がないような人間は、これにあたるのではないであろうか。
また、弁護側が、裁判を有利に進める目的で精神鑑定請求を乱発すれば、精神病患者らへの誤解が広まりかねないことも言及しておきたい。







では今日もいきましょうか