しんぶん赤旗護憲狂乱〜購読者数拡大も狙っているのでは？
「労働組合が九条を守る先頭に立つ」。憲法九条を守る一点で、全労連加盟と中立系の労働組合が一堂に会する集会が十日夜、東京都内で開かれました。出版、航空、港湾、運輸、公務、金属、土建など全国組織や都内の十六の労組が呼びかけたもので、約九百人が参加。「全力をあげて国民の中に打って出て、改憲派を孤立させ、平和憲法を守る社会的世論を作り上げる」との集会アピールを採択しました。
あいさつした東京地評の堤敬議長は、「首都・東京のナショナルセンターが違いを超えて集まったことは、憲法擁護のたたかいに重要な意義をもつ。九条を守る国民の過半数を結集し、改憲勢力の野望を打ち砕こう」と訴えました。
運動が報告され、九百人が一人百人の署名集めに挑戦中の東京土建の女性組合員は、「みんなに声をかけ気持ちよく署名してもらい、五百人を超えた」と紹介。目黒区職労の代表は、週一回のピースウオーク（平和行進）が二百回を数えたとのべ、首都圏青年ユニオンの代表は、「貧困に立ち向かい、人間の尊厳を守るため一緒に頑張る」と語りました。
全労連の坂内三夫議長、一千万人の九条署名に取り組む憲法改悪反対労組連絡会の新聞労連の嵯峨仁朗委員長、全建総連の古市良洋書記長、集会に賛同した東京全労協の押田五郎議長が連帯・激励あいさつ。坂内議長は､｢戦後の労働運動は憲法のもとでこそ前進できた。労組の果たすべき役割は重大だ｣と激励し､古市書記長は「地域で署名運動をすすめ、改憲の動きを止めるために頑張る」と力をこめました。
「九条の会」事務局長で東京大学の小森陽一教授が講演しました。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-12-11/2007121104_02_0.html
護憲派の理想はいつだって雄大だ。労組の組織率が、後戻りが成らないほどに低下している現在、国民の過半数とは大風呂敷を広げたものである。ピースウォークを２００回行おうと現状がこうでしかない中、何故ここまで大見得が切れるのか管理人には理解できない。
ちなみに、少しいやらしい話をすると、日本共産党にとって護憲派の増大は非常に美味しい話なのである。日本共産党の貴重な収入源であるしんぶん赤旗の項読者数は下降の一途を辿っており、ヒラの共産党員にとっては荷物でしかないことは小欄で何度か触れた。党勢拡大のため、ヒラの党員が友人知人の分まで肩代わりをして購読しているのが現状なのである。
このような中、護憲派が増えれば、護憲の元祖バイブルであるしんぶん赤旗の購読者数も増えるといったものだ。下世話な話であるが、現実はかくも厳しいのである。
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鬱々日記〜特定アジア３面記事編
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