福島瑞穂を非難しているかのような朝日歌壇

の中、珍しいことも起こるものである。つい先日のこと、朝日歌壇に、確か
暑さに往くひと暑さに逝くひと
格差社会
なる句が投稿された。細部に関しては記憶のみであるので間違っている箇所があるかもしれないが、句の趣旨は間違っていないはずだ。
小欄でも取り上げたよう、社民党の代表である福島瑞穂女史は今年の夏は欧州でバカンスを楽しんだらしい。自民党の幹部が参院選の責をとって国内で過ごしたのと対照的に、という趣旨の記事であった。
確かに、「海外脱出」なる形容がされるほど日本人はお盆の頃、海外に旅行する。先祖がかえってくるお盆に海外に行くなどなにを考えているのかとも思うが、事実であるのだから仕方ない。
その「海外脱出」組に福島瑞穂女史もいたわけだが、この句の趣旨及び朝日の選者の受け取り方からすると、「海外脱出」組は格差社会の「勝ち組」であるようだ。
格差社会批判も行いつつ戦いながらも敗戦した参院選。社民の敗戦の理由はこんなところにもあるのやもしれない。
ちなみに、「日本の国務大臣が外国に行くから各国は困っている」なる根拠不明の投稿もあったが、大臣らのとみに海外への「視察」等が少ない今年であるから、これももしかしたら福島瑞穂女史への批判なのかもしれない。
朝日に見棄てられては、負けるはずである。


では今日もいきましょうか