参院選総括

民大敗・民主大勝。
どこぞの新聞社がやっと待ち望んでいた見出しをつけられたようである。
皆様が知ってのとおり、今夏の参院選自民党が大敗し幕を閉じた。89年の宇野総理(当時)のとき以来の歴史的敗北だそうだ。

今回の選挙を総括するならば、報道機関による平成17年衆院選の報復である。
某新聞社曰く、前回の衆院選は小泉総理(当時)が上手にマスコミを使役し民衆を煽動したようである。それ故、現在の衆院議席数は不当なものである、とまで聞こえてくるような主張を繰り返していた。安部政権発足以来の衆院採決に於いても、「郵政選挙の議員で他の法案を通すなど……」とぶつぶつと不平を書き連ねていた。
管理人はこれを批判し続けていたのだが、今回はそういった批判の必要はなさそうである。某新聞社や某放送局は「これこそが民意だ」と云わんばかりの報じっぷりをみせ、「さぁ、安部政権は退陣だ」と気炎を上げている。
まさにご都合主義の極み。恥も外聞もない。
今回の選挙は政策など吹っ飛んだ、自民の自滅である。
閣僚の不祥事・所謂「失言」の続発。これで勝てるとしたら、よほど自民の選対本部に有能な参謀がいるか、民主があほ過ぎるのか、何れかだ。下馬評通り、いや、下馬評以上の大勝を民主は納めた。
しかしながら、民主党はこれに胡坐をかいてはいられまい。テレビなどのインタビューでは余裕綽々な勝利宣言を残しているが、さすがに高校生にも分かることを有名大学を出、その後も経験をつまれた議員の皆様が、今回の勝利が何ゆえの勝利であるか気付いていないはずがない。要は自民への不満票が民主に流れたに過ぎなの意である。しかもその不満も一時的なものだ。閣僚の不祥事や年金問題を報道機関が上手く煽ったにすぎない。
中でも大笑いなのが長崎選挙区である。報道機関の話を鵜呑みにすればであるが、なんと久間氏の「しょうがない発言」が自民の敗因だそうだ。しかしながら、小欄でも取り上げたように同様以上の発言を「反戦平和」の雄・本島等元市長が行っている。それを忘れて報道機関に焚き付けられ、反自民への動いたのだとしたら、それはもう救いようがない。長崎県民の有権者一人ひとりが政策を元に判断したことを管理人は願っている。

反日系といわれる報道機関各社は、前述の様に「安倍退陣」を声高に主張し始めた。
管理人としても、選挙結果だけで判断するのならば退陣も視野に入れるべきだと考える。どうであろう、この選挙結果は民意である。民主主義国家における選挙の持つ意味合いは大きい。国民の過半数は自民ではなく民主を選択した。共産や社民が只でさえ少ない議席を減らし、それもおそらく民主へと流れた点から見るにしても、国民の不満はだいぶ大きなものである。
しかしながら、管理人としては安倍総理の退陣は非常に惜しい。小泉前総理からの法案といえど、安倍総理の実行力はなかなかのものであった。俗に云う「強行採決」を報道機関や野党の不当なバッシングの中でも行ったことは非常に評価できる。前にも書いたことだが、今回の国会で見送ったとしても、たとえこれから100年協議をしても、採決の際は「強行採決だ」と騒ぎ散らしたことは間違いない。「強行採決」というのは、自分たちの意見が通らず採決されたときの負け惜しみでしかないのだ。そこに如何なる正統性もない。国会内の野次と同レベルか、はたまた、まともな反論に見せかけようとする分それ以上に汚らしい。
年金問題にしても、まるで安部政権だけの不手際の様に叩かれ、参院選に「利用された」という趣が強い。もちろん、自民党も拙速なる解決案を出し収集を図ろうとしていたが、「利用し切れなかった」という反省点もある。閣僚の不祥事に年金問題すら飲み込まれた感があるからだ。年金問題に関しては、なんだか分からないが自民党・安部政権の不手際で漠然とした不満がある、という批判票が民主党にいったのだと管理人は見ている。
失言問題も自民には逆風となった。前述の久間氏の発言も報道機関によって不当に増幅された。麻生氏の「アルツハイマー発言」は氏の人格かあまり問題とならなかったが、田中真紀子が麻生氏を批判する際、結局アルツハイマー患者を莫迦にする発言をした*1ことはあまり知られていない。横峰さくらの父親を民主党比例区で擁立したが、その「横峰パパ」は高知で「年金は払わなくても払ったと云っておけばいい」と発言した*2。これも報道機関は殆ど取り上げていない。ちなみに、「横峰パパ」は見事当選した。
他にも、民主党反日を公言するような帰化人を擁立するなど理解不能なことを行っている。もちろん、これも殆ど報じられない。この方は当選は逃したはずだが、当選した場合は末恐ろしいことになっていた。
こういったことまで国民は知り、判断したのだと管理人は信じたくはないが、しかしそうであるとしか云えない。それが民主主義だからである。

さて、ここで管理人は安部政権の内閣改造を提案する。赤城農水相など疑惑の大臣には辞めていただき、新たな出発をはかるべきだ。任命責任とやらもここで果たし位置からやり直せばよい。報道機関は決して報じないが、問題は安倍総理ではなく一部の閣僚にある。閣僚の進退に関して安倍総理自身の不手際も少々あったが、ここで罷免すれば帳消しとなるようなものだ。
麻生支持者として麻生新総理というのも待望するが、安倍総理はまだ就任して一年目。管理人はまだまだ「安倍総理」を見ていたい。








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鬱々日記〜特定アジア3面記事編



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