韓国の内政干渉に慣れた管理人にとってこんなのはなんでもありません〜教科書に関する政府の公式批判と全国紙の社説
政府は３０日、来年度に使用される日本の高校教科書の内容が公開された後、「期待に及ばない後退した内容」とし、強力対応方針を明らかにした。
特に、今回の教科書で問題になった独島（ドクト、日本名・竹島）領有権問題や日本首相の靖国神社参拝内容などが「巧妙に日本側の論理を強化する方向に修正された」と、政府当局者らは分析している。
これを受け、政府は外交通商部（外交部）報道官名義の声明で「独島を日本領土と記述した高校教科書を検定で通過させた日本文部科学省（文科省）の決定は容認できない」と指摘し、撤回を強く求めた。
声明は「日本政府が０７年度高校教科書検定で韓国固有の領土である独島を自国の領土と記述した教科書を通過させたのは容認できないことであり、直ちに撤回することを強力に求める」と明らかにした。
声明はまた「日本政府の検定を通過した高校教科書の一部は、依然として過去を直視せず、誤った歴史認識に基づいていることに深い憂慮を表す」と付け加えた。
政府当局者らは「日本側の過去の過ちに対する真の謝罪を土台に望ましい未来を志向すべきだが、日本側高位関係者の誤った言行が見られるだけでなく、教科書の改正も憂慮される方向へ進んでいる」という意見を明らかにしている。
ある当局者は「独島問題、慰安婦問題に関して現在まで把握したところによると、それぞれ１６カ所ずつ問題の余地がある表現を使っていることが分かった」とし「ここには巧妙に自らの論理を強化しようという意図が表れている」と述べた。
特に「日本首相の靖国参拝は公的な参拝でなく個人的な参拝であり、憲法に違反しない、という印象を与える部分は、巧妙な論理操作の代表例だ」と説明した。
また南京大虐殺など日本軍の蛮行についても「否定的なイメージを最大限に緩和する」という検定意図がそのまま表れていると、この当局者は強調した。
一方、日本が被害者である北朝鮮の日本人拉致問題は浮き彫りにしているという‘二重性’を露呈していると、政府は分析した。
これを受け、専門学者らが今回の教科書内容を綿密に分析する作業が終わりしだい、政府は徹底した対応策をまとめる方針だ。
ソウル＝聯合ニュース
2007.03.31 10:14:05
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=86040&servcode=200§code=200
「来るなら来いや！」
って感じですが。
その批判自体に関しては言及する必要の感じられない、いつもどおりのものですが、改めて云うと、竹島は紛れもなく日本領であり靖国神社の総理大臣参拝は義務であり、慰安婦は売春婦であり「南京大屠殺」*1に至っては３０万人説が載るなど韓国の批判とは真逆の結果になっております。多分、全部読まずに脊椎反射でやってしまったんでしょう。
日本政府は韓国に対して近年はさらに強く、竹島は日本領であることを主張していますのに、教科書に「間違い」が書かれていると云えるのは、さすがは前近代的な国家、といったところです。儒教の教えを忠実に守って、格下たる日本への内政干渉を行っているわけでして、これは当然ながら、国家と国家が基本的に対等であるとする*2近代国家の考え方からはかけ離れたものでして、まぁ、当然といえば当然であります。
ですが問題なのは管理人でして、こういった行為を、
「普段どおりだ。今日も韓国は平和だな」
と考えてしまう精神構造であります。だいぶ侵されてきたようです。
これは報道官名義の声明ですのできっちりと韓国外交史や日本の外交史に残るはずです。
何百年かして、その頃朝鮮半島にある政府は、この声明を恥ずべきものとして処分してますかね。処分していた方が、まだ「成長した」ということになりますが。
これは、内政干渉だ！と声を荒げる問題ではなく、韓国が北や中共と同じく前近代的な国であることの現れであり韓国との付き合い方を考える上でどうしようもなく踏まえて於かねばならない点だと日本人は覚えていなければならないものなのです。
さて、続いてはその中央日報の社説です。なんと隣国の教科書検定に関して社説を書くんですね。韓国の全国紙は。さすがは前近代的国家。それを云えば、ＮＹＴなんかもそうなんですが。ノリミツオオニシは大陸の工作員と名高いですから、さもありなん、といった具合ですが。
時には「誤解を呼ぶ恐れがある文章だ」と指摘する。「このように敍述するほど確かな証拠はない」と不平を言い、「偏っているのでほかの学説も反映させよ」と要求する。日本の出版社が作った教科書に対して文部科学省が出す検定意見がこのような形式だ。問題は文部省検定通過に命運がかかっている出版社としては検定意見をそのまま反映し、教科書を出すほかないという点である。ほとんどすべての教科書に執権層の歪曲した歴史観が染みこむのは当たり前のことだ。
文部省が先月３０日に公開した２００８年度高校教科書検定結果はこのような懸念をいっそう深くした。文部省は独島（トクト、竹島）を日本領土とはっきりとさせるよう要求し、貫徹した。「私たちが言う‘日本海’は韓国などでは‘東海（トンヘ）’とも呼ばれる」という部分に対しては「誤解の憂慮がある」とし「世界の地図で一般的に使われる‘日本海’は…」と直すよう注文した。
‘慰安婦’は厳しい検定意見から言及する教科書自体が減る状況だ。それさえも慰安婦被害事実を記述した１６の教科書の中でも軍の介入や強制性を指摘したように見えるのはたった１つだ。残りは慰安婦が「送った」「出した」と表現しただけで、誰がどのように連れて行って何をやらかしたのかという説明はない。文部省は安倍晋三首相ら執権層の口に合うこうした記述に対しては何の検定意見もつけなかった。だから出版社は今後もそうしろという意味にほかならない。第２次世界大戦末、沖縄戦闘で日本軍が民間人集団自殺を言い付けたという以前の記述を変えるようにしたのも同じ脈絡だ。南京大虐殺被害者数に対して多くの学説を並べるようにしたのは何としても戦争犯罪を覆い隠そうとする手口でなければ何なのか。
歴史問題に対する日本の教科書検定政策はアジアを含む国際社会全体の流れともへだたっている。いつまで見かけだけの民間自律検定教科書制度といって出版社を手なずけ、歪曲された歴史を子供たちに教えるつもりなのだろうか。
2007.04.02 07:58:36
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=86064&servcode=100§code=110
最初の最初からこんなことを明かしてしまえばそれまでなんですが、韓国の教科書は「国定教科書」というものであり、聞きなれない方ばかりでしょうからどういったものかと説明いたしますと、要は国が何から何まで指導して作らせた教科書であります。同じ仕組みを中共や北朝鮮もとっています。他にもこの制度をとっている国はあるかと思いますが。
管理人は国定教科書自体には反対しません。特に民主主義国に於いてではです。公立学校の教育というものは元締めは政府ですから別に問題ではないでしょう。
しかしながら、この社説は、国、と云いますか日本政府の介入そのものを一つの悪として書いていますから、このような論陣を張るならば、まずは自国政府への非難が先んじなければなりません。
軽くないように突っ込ませていただきますと、
残りは慰安婦が「送った」「出した」と表現しただけで、誰がどのように連れて行って何をやらかしたのかという説明はない。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=86064&servcode=100§code=110
などということを記述させようとすると、朝鮮人慰安婦に限るとどうしても大多数が朝鮮人女衒ということになってしまいます。これは覆い隠しようもない史実であり、こういったことを書けばもちろん朝鮮半島全土から(北部に関しては平壌からだけですが)非難の声が上がるでしょう。ちなみに小欄でも中央日報と同じ事を書くべきだ、と主張しております。
話は前後しますが
文部省が先月３０日に公開した２００８年度高校教科書検定結果はこのような懸念をいっそう深くした。文部省は独島（トクト、竹島）を日本領土とはっきりとさせるよう要求し、貫徹した。「私たちが言う‘日本海’は韓国などでは‘東海（トンヘ）’とも呼ばれる」という部分に対しては「誤解の憂慮がある」とし「世界の地図で一般的に使われる‘日本海’は…」と直すよう注文した。
これはどこの教科書会社が書いたんでしょうか？本社は京城か平壌しかありえませんね。日本の教科書なのに何故朝鮮半島固有、いや、当の朝鮮半島ですら呼び方が定まっていない、一例でしかない「東海」なる呼称を日本の児童に教育する必要がありましょうか。韓国側が独りよがりをしているだけだ、という説明付ならばまだわかりますが。「誤解の憂慮」等というレベルの話ではありませんね。
沖縄戦に於ける集団自決に関しましては、軍の命令というもの(もちろん、沖縄戦を戦っていた牛島中将率いる那覇、のち首里に移った司令部からの命令であるとは考えづらいです。そのような命令系統が存続していたはずがありません)あったでしょうし、またとりあえず支給されその後、時が来たとして臣民としての本分を全うした方々もまたいらっしゃいましょう。全か無か、などといった論じ方がされていますが、そのようなことは有史起こったことがありません。
歴史問題に対する日本の教科書検定政策はアジアを含む国際社会全体の流れともへだたっている。いつまで見かけだけの民間自律検定教科書制度といって出版社を手なずけ、歪曲された歴史を子供たちに教えるつもりなのだろうか。
と、ありますが、大っぴらに「憂慮」を示しているのは韓国だけであり、親分格であったはずの中共ですらこの件に関しては穏便に穏便にことを運ぼうと必死です。
以前は「近隣諸国条項」という日本を独立国の地位から引き摺り落とした協定を結ぶことが出来ましたが、おそらく柳の下に二匹目の泥鰌はいないと思いますよ。
それよりもまずは、自国の教科書制度を顧みるべきでは？
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