致事件に関する政府広告が最近テレビから流れてくる。正直な話管理人はあのCMが好かない。
なんというのか、わざとらしいのだ。
海岸を歩いていると、黒い霧に女の子が包まれ掴み取るように消え去る。北朝鮮による拉致、という印象付けはいいのだが、今日本国民は誰しもが北朝鮮による拉致を知っているわけである。まして、このCMは北朝鮮による拉致への注意を喚起しているようにすら見える。今更、広報する必要などなかろう。
このようなCMを作るぐらいなら、もっと本気で事に当たるべきだ。小泉訪朝以来、どのような進展がこの事件にあったか。
口がすっぱくなるほど書いてきたことだが、拉致事件が「交渉」によって解決するところはもはや過ぎ去った。それは小泉政権下でのそれで終わったのだ。
もし、政府が本気で解決するつもりがあるのならば、マカオにでも行って金正男を拉致しかえし、人質として使うなり、朝鮮総連破防法を適応し一切の資産を凍結するなどは最低限である。
拉致被害者家族会の横田滋さんは今年を以て代表を辞することとなった。これが何より政府のふがいなさを物語っている。横田氏らの願いは、届くのだろうか。


ではきょうもいきましょうか