米国からの警鐘〜米に於ける従軍慰安婦報道の不当性

1:犇@犇φ ★ :2007/03/03(土) 22:18:58 ID:???
■日本の首相による奴隷化否定発言が過去の痛みを露わに

金子安次さん(87)は今でも、自分が帝国陸軍の兵士だった大戦中に中国で強姦した無数の女性たちの叫び声を、今でも憶えている。犠牲となった女性の一部は、軍隊が運営する慰安所(訳注:原文では「売春宿(brothel)」。以下同じ)で性奴隷として働かされていた、朝鮮人の十代の少女だった。それ以外は、彼と同僚兵士らが略奪対象とした中国東部の村に住む女性たちだった。

「彼女たちは泣き叫んでいましたが、私たちは彼女らが生きていようが死んでいようがお構いなしでした」と、金子さんはAP通信の取材に対して東京の自宅で語った。「私たちは天皇の兵士でした。軍の慰安所であれ村であれ、強姦するのに躊躇することはありませんでした。」

歴史研究者らによると、1930〜40年代にアジア全域で、20万人の女性(大半は朝鮮と中国の女性)が軍の慰安所で働かされていたという。多くの犠牲者が、日本軍によって拉致され無理やり性奴隷にされたと証言しており、日本は官房長官が1993年に罪を認めている。

ところが今になって、日本政府の中に、謝罪の必要性に疑問を投げかける動きが出てきているのだ。安倍首相は今週木曜日、慰安婦になるよう強制した事実は無い、と発言した。これは、かつての謝罪を公式に見直そうという右翼政治家らの努力を後押しするものだった。

「実際のところ、強制性を裏付ける証拠は何もない」という安倍首相の発言は、1992年に見つかった証拠文書に反するものだ。歴史研究者によればこの文書は、女性を慰安所に強制的に周旋する業者との調整で軍当局が直接的な役割を果たしていたことを示すものだという。

<中略>性奴隷の犠牲者たちは、今でも体と心に受けた傷で苦しんでいると語る。韓国人の李容洙さん(78)は、14歳だった1944年に、家にいたところを日本兵らによって連行されて台湾で性奴隷にされた、と最近の東京滞在中のインタビューで証言した。

日本政府に補償を長年求め続けている李さんは言う。「日本政府が責任から逃れるのは許されないことです。謝罪してほしいのです。そして、幼かった私を連れ去って性奴隷にしたことを認めてほしいのです。そういうことがあったのだ、ということを。あのとき私は本当に幼かった。自分の身に何が起こったのか、分かりませんでした。私の上げた叫び声は、今でも私の耳に残っています。いまだに、眠ることができないのです。」

▽ソース:CNN International(AP通信配信記事)(英語)(2007/03/03 06:00 GMT

http://edition.cnn.com/2007/WORLD/asiapcf/03/03/japan.sexslaves.ap/

1:犇@犇φ ★ :2007/03/03(土) 14:17:51 ID:???
■ABE REJECTS JAPAN’S FILES ON WAR SEX (By NORIMITSU ONISHI

安倍首相は今週木曜、日本政府の長年の公的立場に反して、日本軍が第二次大戦中に外国人女性らを強制的に性奴隷にしたことを否定した。この発言は、慰安所の設置と直接的ないし間接的な性奴隷化強制についての軍の関与を認めた1993年の政府談話の否定を安倍政権が準備中であることを、如実に示すものである。1993年の政府談話は軍の関与を認めると同時に、女性たち(婉曲に「慰安婦」と呼ばれる)への謝罪を行なったものだ。

安倍首相は記者団に、「強制性を裏付ける証拠は何もない。したがって談話については、事情が大きく変わったことを前提に考えなければならない」と述べた。

米議会下院は、戦時下の性奴隷についての軍の関与を「認めて謝罪する」よう日本政府に求める決議案の採択に向け論議中。しかし一方で日本では、戦時の歴史を見直そうという昨今の動きの一環として、与党自民党の保守的議員らが1993年談話の撤回を求める声を高めつつある。指導力を欠いているという見方や一連のスキャンダルで支持率低下中の安倍首相は、こちらの側に立っているようだ。戦時の歴史の見直しに注力してきたナショナリストである安倍氏だが、昨年秋の首相就任以降はトーンを和らげていた。当初は談話の有効性を認めて保守層からの反発を買っていたほどだった。<中略>

歴史学者らによれば、約20万人の女性(朝鮮人、中国人、台湾人、フィリピン人のほか、日本、オランダや他のヨーロッパ諸国の女性もいた)が日本軍慰安所で働いていたという。数十年にわたり日本は軍の関与を否定し、慰安所を民営施設、女性らを売春婦と称してきたが、政府の態度に憤慨した歴史学者の吉見義明氏が1992年、防衛庁図書室に赴いて2日間捜したすえ、慰安所設置に軍が関与していたことを暴露する文書を発掘した。文書の1つの表題は、「軍慰安所従業婦等の募集に関する件」というものだった。この証拠を突きつけられた日本政府は、自らの関与を認め、上記の談話を発表したのだった。

ところがこの対応に、政治家らが反発した。被害女性やその支援者らによると、河野官房長官(当時)の談話の形になっていて国会決議ではないのは、日本政府が十分に責任を認めていないことを示すのだという。この談話は日本国内では、単に「河野談話」と呼ばれている。

更に支援者らは、補償のための民間・非政府基金を設立することで直接的責任を回避している、と日本政府を批判した。多くの元・性奴隷らは、この基金からの補償を拒否した。

それなのに保守政治家らは、この談話が女性募集における軍の関与を認めることに踏み込み過ぎている、と言ったのだ。吉見氏が見つけた文書は軍が施設を設けたことを示すものであって、軍が女性を強制的に集めたことを示すものではない。保守政治家らはこの差をとらえて、談話を攻撃してきた。

支援者らによると、日本の当局が不利な証拠文書を焼いたり隠したりするのは有名な話なのだという。しかし一方で近年、多くの元・性奴隷が自らの経験を語り始めている。最近では3人の女性が米議会の公聴会に出席し、日本軍兵士らに連行されたことや一日に何十人もの兵士と性交させられ たことを証言した。

▽ソース:ニューヨークタイムズ(英語)
http://www.nytimes.com/2007/03/02/world/asia/02japan.html

一つはCNNのAP通信配信記事、もう一つはいつものノリミツオオニシ節であるが、この二つを読んでみた感想は皆さん、いかがであろうか?
誰もがこう憤慨したものと俺は思う。
「吉見義明教授は軍の拉致などの強制性を否定している!」
と。
確かに、これは日本国内の所謂「従軍」慰安婦ネタを扱う人々にとっては知れ渡ったことであり、これを知らず、「「従軍」慰安婦はいた」などと云ってもただ笑われるだけである。
だが日本の常識は世界の常識ではない。
あなたが米国史を深く知らないように、米国人も当然日本史など深くは知らない。せいぜい、WWⅡ(ワールドウォーセカンド/大東亜戦争)に於いて素晴らしき自由主義国であるアメリカ合衆国は他の連合国の尻拭いをしながらそれらを導き、輝かしい自由の勝利を得た、といった教育を受けている程度であろう。イラク民主化を日本の戦後に照らしあわそうとしたくらいだ。だからイラク戦争は始め受け入れられたのである。とにかく、正義が勝った程度の認識だ。
そんな国で日本軍の「悪事」が喧伝されたらどうなるか?
深い知識もなく、日本=悪、米国=正義の方程式のもと、「証拠もあるのだし」と受け入れられるに決まっている。ましてや名高いCNNやNYタイムズである。米民衆はなんの疑問もなく受け入れるであろう。さらに悪いことには、CNNに至っては米全土で放映されている。

こういった嘘がまかり通る環境が前述の様に出来上がっているのだ。
他にも、20万と言う数字も正確ではないし、大半が日本人女性であることは秦教授の研究で明らかになっている。

多くの犠牲者が、日本軍によって拉致され無理やり性奴隷にされたと証言しており、日本は官房長官が1993年に罪を認めている。

http://edition.cnn.com/2007/WORLD/asiapcf/03/03/japan.sexslaves.ap/

という行も誤謬甚だしい。大半を占める日本人女性の『犠牲者』からこういった主張が多く成されたことなど聞いたことも無い。

金子安次さん(87)は今でも、自分が帝国陸軍の兵士だった大戦中に中国で強姦した無数の女性たちの叫び声を、今でも憶えている。犠牲となった女性の一部は、軍隊が運営する慰安所(訳注:原文では「売春宿(brothel)」。以下同じ)で性奴隷として働かされていた、朝鮮人の十代の少女だった。それ以外は、彼と同僚兵士らが略奪対象とした中国東部の村に住む女性たちだった。

「彼女たちは泣き叫んでいましたが、私たちは彼女らが生きていようが死んでいようがお構いなしでした」と、金子さんはAP通信の取材に対して東京の自宅で語った。「私たちは天皇の兵士でした。軍の慰安所であれ村であれ、強姦するのに躊躇することはありませんでした。」

http://edition.cnn.com/2007/WORLD/asiapcf/03/03/japan.sexslaves.ap/

は事実なら前半部分、支那人女性への強姦は個別の戦争犯罪であり、東京裁判で言うところの「C級戦犯」である。政府も軍もなんら関係ない。
この金子安次なる老人は本当に悪夢にうなされているのかすら疑わしい。そこまでの良心(と云っていいものかは分からないが)があるのならば、何故、『私たちは天皇の兵士でした。』などと言い訳するのか?昭和天皇は一度たりとも、この屑としか云い様のない不良兵士に対し「強姦」の勅旨を下したことなどない。責任転嫁を図ろうとする金子安次が本当に反省しているなど俺には思えない。
もしこれが事実ならば、政府や天皇に責任を押し付けるのではなくキチンと自身でけりをつけて来てほしい。支那にでも行って割腹自殺を遂げてほしいものだ。それが、斬首刑にしないだけ武士の情けなど感じてほしいものだが、金子安次はどう思うであろう。
金子安次に限らず、こういった戦争犯罪を証言する老人たちには自身への反省と自戒がないとしか思えないのだがどうなのだろうか。中共が主張する、責任は所謂A級戦犯と政府にあり。と云う主張に胡坐をかいているようにしか思えない。確かに、これさえあれば自身は免罪されたようであろう。だが、罪を擦り付けられた所謂A級戦犯昭和天皇などの名誉や立場はどうなるのか。こういった罪の回避・責任転嫁の意識は人間として仕方がないのかもしれないが、同時に汚い行為であることも指摘されなければならない。「戦争犯罪」を自白するものが得てしてこういった態度なのは、こういった理由があれば理解しやすい。

話がずれたが、同時に二つの記事内では「河野談話」に関する言及も見られる。
しかし、この「河野談話」。当の河野洋平ですら談話の趣旨に関する証拠もなく、元となった証言の裏取りもしていないと認めているのだ。これは吉見理論や事の発端の一つである吉田清治の「私の戦争犯罪*1と同レベルなのだ。
詳しくは以下のリンクを参考にしてほしい。

また、一部を抜粋する。

しかし、それははっきりしたんですが、皆さんが一番問題と考えて指摘をしておられる、その女性が強制的に連行されたものであるかどうかということについては、文書、書類ではありませんでした。女性を強制的に徴用しろといいますか、本人の意思のいかんにかかわらず連れてこい、というような命令書があったかと言えば、そんなものは存在しなかった。調べた限りは存在しなかったということは申し上げていいと思うんです。
 ただ、そこで考えなければならないことはそういう資料がなかったということは、資料がないんだからなかったんだ、と決められるかどうか。逆に言えば、資料がなかったのにあったと言えるかと言えば、これもまたその逆でございまして、言えることは「資料がなかった」ということは事実としてはっきりさせておかなければいけない。

http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/124549/

吉見義明教授・吉田清治氏(生きているのかは知らないが)、そして河野洋平氏は米国へ云ってこういった経緯を説明し、自ら米報道の間違いを指摘するべきだ。
それが言論の責任、間違ったこと、語法を語法と認めることであり、「人の道」である。
従軍慰安婦問題が「人道上の問題」であるのならばなおさらだ。
このような人物が未だにのうのうと、まして片割れは衆議院議長を務めているなどおぞましくて仕方がない。
国益を害した罪は重い。

最後に。

支援者らによると、日本の当局が不利な証拠文書を焼いたり隠したりするのは有名な話なのだという。

http://www.nytimes.com/2007/03/02/world/asia/02japan.html

という行。ノリミツオオニシ節といえばそこまでであるが、それにしたってこれは名誉毀損である。ノリミツオオニシ氏の日本への個人的な憎悪すら透けて見える。
日本政府は即、抗議しなければならない。


よければこちらにも足を運んでください
鬱々日記〜特定アジア3面記事編


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*1:この本は、吉田清治自身が謝罪(?)会見に於いて、「フィクションがなければ本など売れない。誰だってこのくらいはしているはずだ」と開き直った粗悪本である。吉田清治にせよ、戦争犯罪を語るものの薄っぺらさとはこの程度である