北京五輪ボイコット運動続報〜支援する国会議員たちと、反対する都議ら

 超党派の国会議員による「北京オリンピックを支援する議員の会」(仮称)の発起人会が20日、国会内であり、会長に河野洋平衆院議長、幹事長に野田毅自治相を選出した。3月26日に300人規模の設立総会を開く。

 発起人会には自民党古賀誠元幹事長、二階俊博国対委員長福田康夫官房長官公明党北側一雄幹事長、民主党鳩山由紀夫幹事長らが出席し、河野議長が「アジアで開かれるオリンピックを支援することは、必ず意味がある」とあいさつした。今後、具体的な活動内容を検討する。同会の関係者は「北京五輪を支援することで、中国が16年の東京五輪開催を支持してくれれば」と期待を語った。【中田卓二】

http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070221k0000m010043000c.html

この顔ぶれを見て、
孔明の罠だ!」
と感じたのは俺だけではないはずだ。
あからさま過ぎる。こうも「媚中」名高い議員たちがそろうと壮観であるが、この壮観さが作られたものの様な気がしてならないのだ。
もちろん、これを叩けば表向きの媚中派は一網打尽であろう。だが、なにか罠があるのでは……。とついつい勘繰ってしまう。
これに、社民・共産などが党を挙げて参加すれば面白いことになるのだが。

河野議長が「アジアで開かれるオリンピックを支援することは、必ず意味がある」とあいさつした。(中略)同会の関係者は「北京五輪を支援することで、中国が16年の東京五輪開催を支持してくれれば」と期待を語った。

http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070221k0000m010043000c.html

中共をアジアの代表に持ち上げても恥としかならない。それもわからず、中共からあろうことか東京五輪開催支持を期待するなどばかげている。かつて中共が恩を恩で返したことがあっただろうか。経験から学習しないのは莫迦ではない。能無しである。
それに、中共の全面支援を受けた五輪など、恥以外の何物でもない。


それとは対照的なのがこちらのうんどうである。

 【大紀元日本2月24日】地方議員と市民からなる「北京オリンピックに反対する地方議員と市民の会」(土屋敬之会長=都議)は2月23日、東京・大手町の経済同友会前で北京五輪開催に反対する街頭演説を行い、地方議員、学識経験者、一般市民が多数参加した。同会は、中国共産党チベットウイグル(東トルキスタン)、天安門事件を始めとする民主化運動、法輪功への弾圧および生きた法輪功学習者から臓器摘出・販売など深刻な人権蹂躙を理由に、北京五輪の開催に反対している。

 土屋会長は、「中国共産党(中共)は1949年にチベットに侵攻し、120万人とも言われる人たちが弾圧され殺害され、6000以上の寺院が焼かれ破壊された。中国は今なお、チベットに対する弾圧を続けている。このこと1つ取っても、中国は平和の祭典であるオリンピックを開催する資格はない」と訴えた。土屋議員はさらに、中共が1949年に支配したウイグル(東トルキスタン)で、50回にも上る核実験を行い、75万人を放射能汚染によって死亡させたこと、「計画出産」の名目で850万人に対して強制的に中絶をさせた深刻な人権侵害、天安門事件法輪功などの例を挙げた。

 さらに、会長は、中共は平和友好、日中友好と言っているが、その陰でとんでもないことをしていると指摘し、多くの国民がこれらの問題に関心を持つことが北京五輪を阻止する大きな原動力になると強調し、国民に対して中国の実態を知り、北京五輪に反対するよう呼びかけた。

 
「人権蹂躙国家で五輪を開催する資格はない」と主張する古賀都議(大紀元

古賀俊昭都議は、「世界最大の人権蹂躙国家である中国では、生きた人間から臓器を抜き取っていることが、公然と行われている」と指摘し、100箇所以上ある強制収容所に30万〜40万人とも言われる中国人民が政治犯として収容されている。このような人権蹂躙国家で五輪を開催する資格はない」と主張した。また、中国政府が日本側へ様々な圧力をかけていることに、日本側は外交ルートを通し、抗議していないことを残念に思うと語った。

 
人権を守る、義務を守る、国際的な様々な条約を守る当たり前の国家に中国が「なるために、中国の真の発展のためにも、日本は勇気を持って北京五輪を反対すべきだ」と訴える吉田都

吉田康一郎都議は、人権蹂躙、民族の弾圧が行われている中国で、世界の平和の祭典であるオリンピックを金と軍事力により開催するのを容認してはいけないと主張した。また、中国共産党政府の対日本方針は、「意志の弱い国の資本と資産と技術と人材、すべてが中国のために放棄させなければならない。そのために、歴史問題をもって追い詰めなければならない」という中国情報部の内部情報を明らかにした。

 吉田都議は、「中国では日本と友好的な関係を持ちたいと願っている多くの国民がいるが、一方で、日本の思いとは裏腹に、中共独裁政権は日本や世界の流れからずれている」と指摘し、「一党独裁体制を打破し、中国に真の民主化をもたらさなければいけない。人権を守る、義務を守る、国際的な様々な条約を守る当たり前の国家に中国がなるために、中国の真の発展のためにも、日本は勇気を持って北京五輪を反対すべきだ」と主張した。

 
、「今自分たちがやらなければならないことは、北京五輪に参加するのではなく、北朝鮮、中国で苦しめられている人民たちを救い出し、人権抑圧から開放することである」と主張する加藤氏(大紀元

北朝鮮人権問題に取り組む加藤哲史氏は、横田めぐめさんが昭和52年に北朝鮮に拉致されたことを始め、150人に関わる拉致問題を日本は直視せずに放置した約30年間を振り返り、「中共が現在行っている中国人民に対する人権弾圧を見てみない振りをし、安易に北京五輪に参加することで、自分たちの同胞にやってきた拉致問題を無視した過ちを中国人民に繰り返してしまう」と指摘した。

 加藤氏は、「今自分たちがやらなければならないことは、北京五輪に参加するのではなく、北朝鮮、中国で苦しめられている人民たちを救い出し、人権抑圧から開放することである」と主張し、「60年前に台湾で起きた228事件は、中国大陸から台湾へ移った国民党政府が本省人(台湾本島の人)に対して行った弾圧であるが、現在、中国政府が法輪功を始めとする中国人民に対して、行っていることは、228事件と何の変わりもない」と指摘し、残酷な人権蹂躙を今行っている中共が開催しようとする北京五輪の断固たる中止を強調した。

 「北京オリンピックに反対する地方議員と市民の会」はさらに、3月3日午後2時から、東京・銀座の数寄屋橋公園北京五輪反対の活動を行い、より多くの人に関心を寄せてもらうために、今後も活動を続けることを表明した。
(記者・曽尼弗)

(07/02/24 11:15)

http://jp.epochtimes.com/jp/2007/02/html/d36658.html

土屋都議らには頑張ってほしいものである。
ちなみに、北京五輪に反対しているのは彼らだけではない。国家ではチェコやカナダ。国際団体では国境なき記者団などが大きなものである。
以前、「名無しさん」は日本だけやっても赤っ恥だ、と仰っていたが、日本だけが動くのが赤っ恥でないのはもちろんのこと、国際社会でもこういった動きは起こっていることを日本人は知るべきであろう。日本の報道機関がこういった動きを報じないのは恥ずかしいを通り越し、なにか意図的なものを感じて仕方ない。


よければこちらにも足を運んでください
鬱々日記〜特定アジア3面記事編


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