近読んだ本の中で、どれが一番切なかったか?
と聞かれれば、まず挙げるのが筆坂秀世氏の「日本共産党」であろう。
内容の詳細は割愛させていただくが、本書には日本共産党の台所事情の苦しさから何から何までが余すところなく書かれている。

そんな日本共産党の志井和夫委員長が、神戸での講演会で
「(自民党は)時代の流れについていけなくなった、絶滅寸前の恐竜のようだ」*1
と言ったらしい。
だが、絶滅寸前なのは泡沫政党である日本共産党ではないだろうか。
プロの活動家への給料の遅配も珍しくなく、むしろ何ヶ月も滞っている例もザラにある、と新書「日本共産党」は主張する。
そういえば、我が地区の元県議会議員も本人がビラ配りをしていた。これが共産党の現状である。

そして、その現状が災いしたような事件が起こった。
佐賀県神崎市議、守屋健二氏が赤旗朝日新聞の配達中に軽ライトバンと正面衝突し死亡したというのだ。*2
現職市議までがこのようなことをしなければならない現状を、志井委員長はどう捉えているのか。
絶滅寸前なのは自身の方であろう。現状の正しい把握が出来ない組織はなんであれ滅びるのみである。


今日もいきましょうか。