六者協議閉会

者協議が終わった。
正直な話、あそこまで進むとは思ってもいなかったが、それでもまだまだ前途多難のようだ。
ロシアは宣言書だかの支援をしないと早々に表明しているし、アメリカも最初の重油5万トン支援は韓国に任せると云っている。日本は拉致事件の解決無しには支援はしない、と言う立場を貫き通した。この点は非常に評価したい。人道問題であり、各国も強くは非難できなかったようだ。日本の識者連中がこぞって吹聴した「日本孤立」は大きくハズレたことになる。
結果としては、今まで日本が担わされてきた「財布役」が韓国に移った形であろうか。中央日報は、このまま行けば韓国は10年間で北に1兆円以上の支援をしなければならない、と報じた。日本は、これで韓国も先進国の仲間入りだ、とでも煽てていればよい。韓国は喜んで金を出してくれるはずだ。

結局のところ、北朝鮮の核問題はどこまで米中が本気になるか、である。それは小欄でもこれまで口がすっぱくなるほど書いてきた。
日本や韓国には初めから出る幕などなかったのだ。さしずめ、「財布役」として席を用意されていたのであろう。日本はその役を上手く回避した。今の時点ではそう見える。そもそも、得るものなど何もない六者協議に参加しているわけだから、この点程度しか評価すべき点はない。
当然ながら、拉致事件が六者協議で解決するはずもなく、日本はこれを機に、早々に六者協議からの離脱を図るべきだ。
その際、各国から引き止められる可能性もあるだろうが、
「核技術を北朝鮮に移転した中共とロシアが責任を持って対処すべきである」
と云えばそれでいい。中共もロシアも喚きはするであろうが、所詮、実のない中傷に終わることは目に見えている。
そうして、日本は朝鮮総連への圧力を強め、北朝鮮を二国間協議に、日本有利の形で引きずり出すのだ。平壌に詣でることなどあってはいけない。絶対に、日本でするべきだ。拉致事件の舞台となった、福井や新潟など日本海側の都市でするのが望ましい。
金正男を解放したのが一番の痛手であるが、まだ朝鮮総連という「人質」は残っている。今まで散々、朝鮮総連不法行為を犯し、日本に対し迷惑では形容しきれない多大な損害を与えてきたのだ。最後の最後にこの程度は利用しなければならない。

それにしてもである。
核関連施設の一つを凍結へ動く、としただけであれだけの支援を北朝鮮は引き出した。核兵器そのものも放棄となれば今回の協議では考えられないほどの要求をしてくるだろう。それを他の国々が呑むかは分からないが、とりあえず、今回は北朝鮮の一人がち。延命が決定した。
なんとこの六者協議、国連の常任理事国5か国中、3カ国がそろっている。これだけそろって、世界でも有数のならず者国家*1北朝鮮の支援を決定したのだ。国連の不要さ、無意味さ、無力さが六者協議では如実に現れている。日本も国連の現実を見るべきだ。常任理事国などになるよりも、時刻の防衛を固め、国連の負担金を減らすなどに動いた方がよっぽど現実的に国益となると思うのだが。


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鬱々日記〜特定アジア3面記事編


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*1:米中露もそこまで人のことは言えないが