朝鮮総連にとり「平和」な国であってはならぬ〜朝鮮総連抗議文を纏めて掲載

 兵庫県警が6日、総聯兵庫県本部を朝8時から約12時間以上にわたって強制捜索した。600人以上の武装警官、機動隊を動員し、駆けつけた同胞らを威嚇、本部前に機動隊の大きな車を配置しわれわれの前に立ちはだかった。

 兵庫県警はまったく関係ない本部内すべての部屋、屋上にまで侵入し、271個のダンボール、1639件の書類を押収した。

 朝、出勤した兵庫県本部の活動家らが強制捜索のため本部外に追い出されたとき、機動隊は女性職員にまでも手を挙げた。とくに兵庫朝鮮歌舞団団員の顔面を拳で殴るという野蛮な行為をためらわなかった。その結果この女性は打撲。またほかの女性同盟職員が手を踏まれ打撲傷を負い、今も包帯を巻いているという。

 それだけではない。このもみ合いで、男女関係なく活動家らの服がズタズタに千切られるなど警官らは信じられない暴挙に出たのだ。活動家1人をおよそ5人の警官が取り囲んだという。そして強制捜索が終わり本部会館を退去するとき、最大動員された機動隊は警棒と盾で、抗議する同胞らに暴行を働いた。まったく常軌を逸した暴挙である。

 兵庫県警は捜索を終えた際、「誰の指示で入ってきたんだ?」という本部活動家の質問に、「警察庁本部だ」と答えたそうだ。

 今回のみならず、一連の総聯組織に対する不当捜索すべてが政治的意図をはらんだ政治弾圧であることは疑いようがない。

 われわれ在日同胞にとって日本は「平和な国」ではない。弾圧はこれからも続くだろう。闘うしかない。

 日本政府当局は私たちの未来を奪おうと必死だ。在日同胞の未来を守るのは若い朝青世代だ。ともに「許さない」の声を挙げていこう。(朝青大阪 生野南支部 許将志総務部長)

[朝鮮新報 2007.2.10]

http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2007/02/0702j0210-00002.htm

 日本警察当局の不当な強制捜索を糾弾し、総聯兵庫県本部と北海道本部がそれぞれ記者会見を開き委員長の談話を発表した。

 総聯兵庫県本部李文伊委員長 兵庫県生田警察署は、2月6日午前8時、600人の警察官と捜査員を動員し「税理士法違反」被疑事件を口実に、朝鮮総聯兵庫県本部に対する大々的な強制捜索を行った。

 周知のように警察当局は、昨年12月5日と今年の1月10日、兵庫県商工会と阪神経理室を強制捜索し、室長を逮捕する許しがたい暴挙を敢行した。

 現在、兵庫県下の在日同胞と商工人たちがこの様な不当な弾圧に対し怒りをもって抗議行動を連日行っている最中、三たび兵庫県商工会を強制捜索し、同時に朝鮮総聯兵庫県本部までも捜索するというまさに前代未聞の暴挙を行った。

 兵庫県警は、商工会を強制捜索した折「壁と柱を除きすべてを押収する」という強圧的な暴言を吐いたが、今回はさらに非道極まりない態度と手法で捜索した。

 警察当局は、総聯本部ばかりでなく会館内の女性同盟、青年同盟をはじめとする傘下団体の事務所と学校法人兵庫朝鮮学園の事務所まで踏み入り、なんら関係のない数千点の書類などを押収した。

 これはまさに、法の名を借りた捜査当局の不当な権力の濫用であり、許しがたい蛮行である。

 われわれは、兵庫県の全在日同胞の名で、こみ上げる民族的怒りをもって捜査当局の行為を断固糾弾し、強く抗議する。

 今回の強制捜索は、朝鮮に対する制裁と圧力を強化するために準備されたシナリオにそって計画的に行われた政治的弾圧行為である。

 漆間警察庁長官は「北朝鮮への圧力を担うのが警察」「北朝鮮が困る事件の摘発に全力を挙げる」と公言している。

 警察当局が今回の強制捜索をふくめ全国で大々的に行っている朝鮮総聯関係機関への強制捜索には、朝鮮総聯があたかも「犯罪組織」であるかのごときイメージを故意につくり上げ、民族排他的風潮を煽りながら、朝鮮総聯在日朝鮮人を政治的に弾圧しようとする卑劣な意図がある。それはとくに、今回警察当局が朝鮮総聯や商工会があたかも「不正に得た金を北朝鮮に送金している」かのごときねつ造情報を故意にマスコミに垂れ流していることからも明らかである。

 これは、朝鮮総聯と在日同胞に対する許しがたい冒とくであり、人権蹂躙行為である。
 また、これは2月8日から6者会談が再開され、朝鮮半島の関係諸国の間に対話と和解の気運が高まりつつある流れに逆行する無謀な敵対行為である。

 われわれは、捜査当局が今回の不当な強制捜索に対し謝罪し逮捕者を即刻釈放するとともにすべての押収物を即時返還することを強く求める。

 われわれは、広範な日本の方々が、在日同胞の生活と基本的人権を擁護し、朝・日友好親善に尽くしている朝鮮総聯在日朝鮮人に対し、変わらぬ理解と支持を寄せてくださることを切に願う。

 総聯北海道本部朴鐘民委員長 北海道警と札幌地検国税局は、2月5日早朝、200人の警察官と捜査員を動員し、同胞飲食業者の「所得税法違反」容疑を口実に、朝鮮総聯北海道本部をはじめ傘下の諸団体事務所に対する大々的な強制捜索を行った。

 「所得税法違反」容疑と朝鮮総聯はまったく無関係である。にもかかわらず、今回、捜査当局は、弁護士の立会も認めないまま朝鮮総聯本部、同札幌支部、青年同盟、女性同盟などの事務所に踏み入り、無関係の職員の引き出しやロッカーまでも強制的に開くなどの不当な捜索を11時間にわたって行い、容疑とは何ら関係のない数百点もの書類などを押収していった。

 これはまさに、法の名を借りた捜査当局の不当な権力の濫用であり、許しがたいファッショ的暴挙である。

 われわれは、北海道の全在日同胞の名で、こみ上げる民族的怒りをもって捜査当局の蛮行を断固糾弾し、強く抗議する。

 今回の強制捜索は、朝鮮に対する制裁と圧力を強化するために準備されたシナリオにそって計画的に行われた政治的弾圧行為である。

 われわれは、捜査当局が今回の不当な強制捜索に対し謝罪するとともに押収物を即時返還することを強く求める。

 われわれは、広範な日本の方々が、在日同胞の生活と基本的人権を擁護し、朝・日友好親善に尽くしている朝鮮総聯在日朝鮮人に対し、変わらぬ理解と支持を寄せてくださることを切に願う。

[朝鮮新報 2007.2.9]

http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2007/02/0702j0209-00003.htm


小欄で散々、耳にたこが出来るほど書いてきたことだが、朝鮮総連とは北朝鮮の対日出先機関であり、工作機関である。前者に関しては総連自らがそう称しており、後者に関してはもはや否定のしようがない。
そのような組織が平和で暮らせる国であってよいはずがない。朝鮮総連が平和で暮らせる国とは北朝鮮が平和で暮らせる国と同義である。
当然、そのような組織に対し、支援や理解をするというのも、北朝鮮に理解を示し支援をすると言うのと同義であって、先軍政治核武装・ミサイル開発・人権無視・テロ支援の片棒を担ぎ尖兵となるのと同じである。朝鮮学校生の人権がどうだこうだといい、総連を支持したり支援するのはチャンチャラおかしいのである。総連そのものが人権弾圧の機構なのだから。

これまた何度も書いてきたことであるが、これは所謂「別件逮捕」であり、望ましいものではない。朝鮮総連に反論の隙を与えかねない諸刃の剣である。

早期に、朝鮮総連を堂々と摘発できる法整備が必要である。

抗議文や記事に関し簡単な反駁をさせてもらうと、他の新聞やテレビの報道を見れば分かるよう、朝鮮総連への強制捜査暴力団の事務所への強制捜査に等しい様相を呈する。
大方、この殴られたとか云う人物も、この証言が事実であるとして、公務執行妨害で現行犯逮捕されかねない妨害行為を働いた上でのことであろう。
もっとも、このような警察による暴力行為があったとは考えにくい。
あれば、北朝鮮に友好的な団体や報道機関が金切り声で批判し始めるはずだ。だが、この件を報じているのは朝鮮新報だけである。大方、お得意の虚偽・自作自演であろう。この人物の名が明かされたり、怪我の状態が報じられることは一切ない。朝鮮学校生への「暴行」と同じ結果をたどるのは目に見えている。

それにしても、

 われわれは、捜査当局が今回の不当な強制捜索に対し謝罪し逮捕者を即刻釈放するとともにすべての押収物を即時返還することを強く求める。

なぜ、逮捕者を釈放しなければならいのだろうか。総連と今回の事件の逮捕者はなんら関わりがないのではなかったのか?それとも、在日朝鮮人には治外法権があるとでも云うのだろうか?
犯罪者も逮捕させない、裁かせない。

これが在日朝鮮人流の「共存」なのだろう。



よければこちらにも足を運んでください
鬱々日記〜特定アジア3面記事編


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