下條先生の意思を踏み躙る毎日新聞記者〜竹島を日韓共同の世界遺産に

竹島」という言葉に、領土問題を思い浮かべる人は多いだろう。韓国による李承晩ラインの策定や「竹島の日」制定など、竹島を巡って日韓はことあるごとに対立を深めてきた。草木も生えず、人も住めないこの二つの岩礁世界遺産に勧めるのは少し意外かもしれないが、今回、竹島を新たな観光資源の一つとして考えてみたい。

 昨年11月、竹島問題研究会が竹島の西海上にある鬱陵島を視察した際、注目したのが、竹島へ向かう韓国人観光客の多さだった。鬱陵島浦項(ポハン)からは竹島行きのフェリーが定期的に出航し、1泊2日で2万〜3万円程度のツアーが人気だ。観光客は年間約4万人。すっかり観光地として定着している。

 同研究会座長の下條正男拓殖大教授は、逆に日本から竹島へ向かう観光ルートを提唱している。フェリーで隠岐を出発し、竹島を経由して鬱陵島へと向かうツアーである。

 現在こそこのルートは断たれているが、江戸時代には幕府から許可を受けた鳥取藩の大谷・村川両家が、竹島を経由して鬱陵島でアワビやワカメを採っていた。「独島(竹島)を朝鮮領として認めさせた」と韓国で英雄視されている安龍福は、朝鮮から隠岐を経由して来日した。隠岐の漁民も1950年代まで竹島にアシカ漁に出かけていた。

 つまり、竹島は「絶海の孤島」だったのではなく、隠岐竹島鬱陵島が、日本海における一つのネットワークを作っていたと見ることもできる。下條教授は、「海のルートによって、日本と朝鮮が緊密な関係で結ばれていたことが分かる」と話す。

 もう一つ特徴的なのが、竹島を巡る歴史解釈の多様さだ。松島、リャンコ島、そして韓国が主張する于山島、石島…、これほど多くの名で呼ばれる島も珍しい。西洋の地図には、現実には存在しない「幻の島」として描かれているケースもある。

 島名や位置を巡る混乱は、そのまま領土問題の発端になってきた。両国がいつの時代から竹島を認識していたかは、日韓の研究者の間では一致していない。同研究会は両国に残っている古地図などの分析を進めており、今春には最終報告書が出される予定だ。

 竹島を巡る観光ルートは、こうした歴史認識の違いを知るツアーとしても活用できるかもしれない。「例えば、日本国内で安龍福の足跡をたどるようなツアーを企画すれば、韓国人観光客も日本に呼べるのではないか」下條教授はそう期待を込める。【酒造唯】

 ◇私の推薦書

 竹島はこれまで、日韓の対立の象徴としてとらえられてきた。しかし江戸時代には、隠岐鬱陵島など日本海の島々を通じた、日本と朝鮮を結ぶネットワークとしての役割を担っていた。

 竹島を観光資源にすることは、日韓間の新たなチャンネルを確保することにもつながる。現実には領土問題という困難な障壁があるが、日韓共同の世界遺産として竹島を推薦したい。

毎日新聞 2007年1月3日


世界遺産、というものが流行っているのだろうか?
去年の夏かに出版された某お笑い芸人と某学者の対談本のタイトルも「憲法9条世界遺産に」であった。
俺も読んでみたが、なんのことはない。取るに足らない妄想本であった。同書によれば、日本人は憲法9条の理想のために死なねばならないらしい。犠牲を語る分今までの「理想集」よりはマシであったが、その理想のよりどころが理解できない。オウムを支持するぐらいにならねば理解できない理想なのだろうか。従来のものと、五十歩百歩といったところか。

話しを戻そう。
この「推薦書」を書いた記者は下條正男先生(以下、下條先生)の言葉を多数引用しているが、その結論は下條先生の主張と対極を成す。ここまで引用し、この結論では下條先生を冒涜しているとしか思えない。とんでもない構成である。この記者は下條先生の著書「竹島は日韓どちらのものか」を読んでいないのだろう。
下條先生はこの著書に於いて竹島は日本のものだと言い切っている。
決して、一言たりとも、竹島を日韓の共同統治にしろ、とも日韓友好のために譲れ、とも書いていない。歴史的経緯を慎重に確かめ、韓国側の主張の不備を安竜福の時点、いや、新羅の時代から朝鮮の領土であるという主張までも真っ向から論破している。
同書の最後には、極めつけのように、韓国の「独島記念館」の資料の捏造を指摘しているのだ。
下條先生は、その豊富な知識から竹島は日本のものだと証明し、そして、それを法的な正義の下乗り越えてこそ、真の日韓友好が成る、と主張している。
これを書いた記者の主張とは天と地ほどの差がある。

この「推薦書」は見ようによれば下條先生の主張を歪曲した形にすらなりかねない。印象操作の気配すら感じられる。
そのうち下條先生から抗議が来てもおかしくない。
新年早々、毎日新聞も飛ばしているものだ。電波を。


よければこちらにも足を運んでください
鬱々日記〜特定アジア3面記事編


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