六者協議五日目〜決裂は確実。次回開催すら未定のまま閉会か

【北京22日聯合】6カ国協議米首席代表のヒル国務次官補(東アジア担当)は、核兵器関連措置やそれに対する相応措置をひとまとめにした「公式提案」を北朝鮮側に提示しながら、「ワシントン首脳部の意向」であることを強調していたことが分かった。これに対し北朝鮮側首席代表の金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官は、当初内容にかなりの関心を示していたものの、最終的には「平壌の訓令」に従い米国の案を受け入れることはできないとし、バンコデルタアジア(BDA)先決原則を固守したという。6カ国協議に精通した外交消息筋が22日、明らかにした。
 ヒル次官補は自国の提案を説明する際、ライス国務長官の決済を受けたワシントン首脳部の意向であることを数度にわたり強調した。今回の協議で成果を出したい米国の考えがいかに強いかを示すものだ。金外務次官はインセンティブ内容に関心を示したが、実務的かつ具体的な内容について説明を受けた後、本国に報告するとの立場を示した。これを受け6カ国協議2日目の20日から米朝2国間会合が急進したが、21日に2度の会合を行った際、金外務次官が「いかんともしがたい。平壌からBDA問題が解決されるまでは公式に6カ国協議の主題について話をしてはならないという訓令を受けた」と明らかにした。また、次回6カ国協議不参加の意向も示唆したとされる。

 同消息筋は、ワシントンの意向を平壌が拒否しただけに、6カ国協議の意味そのものが揺らぐ可能性があると懸念を示している。中国側は22日にも米朝の交渉が進められるよう協議を進行していく方針だが、北朝鮮が現在の立場を固守すれば、6カ国協議は成果をみないまま終わる可能性が高く、次回開催日程の調整も容易にはいかなさそうだ。中国は22日に6カ国協議を一旦終了する計画だが、北朝鮮の出方を見て23日まで延期することも考慮しているという。

 【北京21日時事】北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は21日夜、北朝鮮代表団は金融制裁問題が解決するまで核問題の議論をしないよう本国から厳格な指示を受けていると述べた。
 ヒル次官補は記者団に、「6カ国協議の目的は朝鮮半島の非核化であり、共同声明の履行だ。非核化は緊急に取り組む必要がある」と強調。金融制裁問題に固執する北朝鮮を批判した。
 その上で、「核兵器計画を続ける国は、国際金融システムを活用することはできない。北朝鮮が核開発を続ければ、より深刻な金融問題を抱えることになる」と、一層の金融制裁を科す可能性を警告した。

 【ワシントン21日時事】ライス米国務長官は21日、記者団に対し、北朝鮮が米国の金融制裁を理由に6カ国協議での核問題の議論を拒否していることについて、金融制裁と核は全く別の問題であり、核問題の議論を回避すべきではないと批判した。

 【ワシントン21日時事】米国務省のマコーマック報道官は21日の記者会見で、北朝鮮6カ国協議で核問題の議論を拒否していることを批判した上で、6カ国協議で成果が出ない場合、協議の見直しが必要になると警告した。
 同報道官は「われわれは成果が出ることを希望している。もし成果が出ない場合、もちろん、その外交路線の見直しが必要になる」と述べた。

完全に決裂模様である。
米と北の基本的な認識すら違っている。
それにしても、北朝鮮はなぜ六者協議に来たのであろうか?
「核問題は議論しない」
など、六者協議の根本的な存在意義を知らないものの言葉だ。
将軍さまの狙いはなんだったのだろうか?
米が、金融制裁に関する協議部会を開く、と云った事にたいして一縷の望みをもって参加してきたのであろうか?
もし、そうであれば北の目論みは完全にはずれ自棄になっているのか、まだ瀬戸際外交を決め込んでいるかである。
北は、
米はこの六者協議でなんらかの解決を図るしかない
と思い込み、こうも高圧的な態度に徹するのであろう。
米よ。本気で六者協議に於いての「成果」を求めるのであれば、北を脅す必要がある。北は米を舐めきっているぞ。
さて、今日休会となったが、このまま決裂であろうか?Xデイが近づいているように見えてならない。
望むところである。




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鬱々日記〜特定アジア3面記事編


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