六者協議二日目〜米朝協議はどうなった？
【ワシントン１８日時事】米国務省高官は１８日、記者団に対し、北朝鮮が６カ国協議で金融制裁解除が核放棄を議論する前提条件と主張するなど強硬姿勢を示したことについて、「週末まで同じ状況なら、北朝鮮がどれだけ真剣に解決策を見いだそうとしているのか疑問が出てくる」と不信感を示した。
これに先立ち、国務省のマコーマック報道官は記者会見で、北朝鮮は核放棄の戦略的決断をすべき段階にあると指摘。北朝鮮は国際社会と協調し、国民のより良い生活を実現するか、さらに孤立を深めるかのいずれかだと述べた。
【北京１９日時事】中国政府は１９日、米国と北朝鮮が同日午後２時（日本時間同３時）から北京の釣魚台迎賓館で核問題について２国間協議を行ったことを明らかにした。ヒル米国務次官補（東アジア・太平洋担当）と金桂冠北朝鮮外務次官が出席したもようだ。
【北京１９日時事】北京で開催中の６カ国協議に参加している米国と北朝鮮が１９日午後２時（日本時間３時）から釣魚台迎賓館で核問題に関して協議を行った。また、これと並行する形で米朝両国は同３時（同４時）から、米大使館内で金融制裁問題をめぐる交渉も実施した。米朝対立が先鋭化する中、両国による協議が動き出したことで、昨年９月の共同声明の履行に向け、どこまで進展を得られるかが焦点となる。
両協議が今回の６カ国協議に合わせて行われるのは初めて。核協議にはヒル米国務次官補（東アジア・太平洋担当）と金桂冠外務次官、金融制裁協議には、グレーザー財務副次官補（テロ資金・金融犯罪担当）と呉光鉄・朝鮮貿易銀行総裁がそれぞれ出席したもようだ。
一方、議長国・中国の武大偉外務次官は同日午後、米朝を含む５カ国首席代表と個別に２国間協議を開催。６カ国協議筋によると、中国は既に共同声明履行に向け、非核化やエネルギー支援などの懸案を話し合う作業部会の設置を提案しており、作業部会の内容や数について調整した。同声明履行に向けた行動計画などについても話し合ったもようだ。
【北京１９日共同】米国と北朝鮮は１９日、北京の米国大使館で金融制裁に関する２国間協議を開き、並行して６カ国協議会場の釣魚台迎賓館で核問題をめぐる２国間協議も行った。中国外務省の秦剛副報道局長は同日の定例会見で、金融制裁協議について「妥当な解決がなされ、前向きな成果が出ることを希望する」と述べた。
再開２日目の６カ国協議で、米朝が最大懸案の金融制裁を含む２国間協議を初めて行ったことで攻防がようやく本格化。米朝とも２国間協議で互いの出方を瀬踏みするとみられ、結果は今回の６カ国協議の流れを左右する可能性が高い。
首席代表協議や米中など米朝以外の２国間協議も行われた。
金融制裁協議には米国のグレーザー財務副次官補と北朝鮮の呉光哲朝鮮貿易銀行総裁が代表として出席。核問題をめぐる協議はヒル米国務次官補と北朝鮮の金桂冠外務次官との間で行われた。
昨日からの状況の進展はあまりありません。当たり前といえば当たり前ですが。
しかしながら、北朝鮮が金融制裁だけでなく核問題に関する米との二国間協議を、金融制裁に関する協議より先にもったことはある程度金融制裁に関する目処がたったのかもしれません。
昨日から云っていますように、米は成果を急いでいます。そしてその「成果」は決して書面だけのものでは満足しないでしょう。去年のことがありますから、必ずなんらかの「行動」を伴ったものを要求しそれが満たされないかった場合は失敗と位置づけるはずです。だから、北が本気で譲歩を見せれば米も動きます。いづれにせよ、俺の当初の予想とは違い、なんらかの動きがある可能性が出てきました。もっとも、その可能性は未だに低いですが。
んで、日本代表は何をしてるんでしょうか？まぁ、こんな協議で拉致事件に進展が見られたら初めから苦労なんてしないんですがね。しかも議長国は中共。拉致を取り上げる気なんてサラサラありませんよ。日本は早いとこ別の手を打たなきゃならんのですよ。六者協議には嫌がらせ＆圧力として存在する以外に意味も期待もありません。
ぶっちゃければ、救出作戦以外ないんだろうなぁ、と。
とりあえず明日も追ってはみます。記事のまとめだけになるかもしれませんが。
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鬱々日記〜特定アジア３面記事編
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