北朝鮮の度胸、見せてもらおうじゃないか〜北、労働新聞「飢饉で滅びた国はない」

北朝鮮・労働(ロドン)新聞は、27日「先軍は祖国繁栄に向けた偉大なる旗じるし」とし、住民に「思想の武装」を繰り返し求めた。

同紙はこの日、長文の論説で「無敵の銃隊こそ億万の金にも比べられない祖国繁栄に向けた最高の財産だ。銃隊が弱く滅びた国は多いが、飢きんで滅びた国はない」としこのように主張。論説は、軍事力を優先する先軍政治の正当性を擁護し、国際社会の支援が中断されたなか冬季を迎えた北朝鮮内部の動搖を遮断するために掲載されたものと見られる。

いい度胸です。こんなこと云うならば、経済援助や食糧支援を求めるのは筋違いでは?と誰しも思うでしょう。
ポイントはですね、この論説が掲載されたのは労働新聞という、一般民衆も読む新聞であるということです。指導層は当然ながら自国の困窮ぶりを知っております。もちろん国民も知っているわけですが、これは国民に対して更なる困窮・飢餓を強いる論説なのです。
「飢饉で滅びた国はない。国民は耐えよ。我々には核兵器がある。」
これはもはや国政の放棄としか云い様がありません。北朝鮮指導部は国民を生かす気すらないのです。
国家は何故存在するかと云うと、当たり前のことですが、その国家に所属する国民を富ませる、富ませられなくてもせめて日々の食事にありつかせ出来うる限り天寿を全う出来るようする。これが国家の存在理由です。
それを放棄した現政権・金王朝北朝鮮の代表として彼の地に君臨する権利はありません。責任を放棄した政権が何故民衆の上に立てるのでしょうか?
このような政権を「交渉相手」と見る現在の各国政府・そして6者協議のあり方に俺は強く反対します。
「人権」を強く云う日本の団体はこのような北朝鮮現政府を「交渉相手」と見、あまつさえ更なる「援助」を政府に要求します。まるで北朝鮮現政権の代弁者であるかのように……
この「責任放棄」をたてに、日本政府は北朝鮮現政権へ退陣を求めるべきです。これが、民主国家・近代国家としての当然の役割です。
焼け石に水どころか、現在の金王朝を存続させる食糧援助・経済支援は北朝鮮国民の困窮と絶望を長引かせるだけなのです。

追記・「飢饉で滅びた国」はなかったのか?

確かに、飢饉で滅びた国はないかもしれない。だが、飢饉が直接的な原因となり滅びた国はいくらでもある。飢饉は国民を困窮させ国力を疲弊させる。民衆に怨嗟の声は満ち、軍ですら不平を言い始める。
何が起こるか。
戦乱である。
支那の歴史を見るだけでも分かるであろう。国政の混乱に飢饉は更なる打撃を与え、国政機能を止める。(一地域的にでも)私費を投じ民衆を救ったものに声望が集まり、国家全体を救わなければ成らないために、結局「二兎追うものは一途も得ず」の形となり民衆を満足に救えなかった国家は恨まれ、結果、滅びるのである。
さらに云うなら、日本の江戸時代の飢饉と北朝鮮の「飢饉」は全く異質なものだ。前者は「天災」であり、後者は「人災」である。その「人災」たる責任を持つ政府が責任放棄の論説を掲載し、民衆に更なる困窮を強いる。
将軍様も高級マグロが食べられないのだ。我慢しろ。」
と云う事であろうか。
「人民共和国」でありながら人民を舐めきった北朝鮮政権に一刻も早い終止符を打たなければならない。歴史を見れば、飢饉がすぐに反乱へとはつながらない。だが、きちんとした対策を打たなければ確実に影響は出る。北朝鮮がまともに国民を食わせてやれなくなってから、少なくとも十数年。軍民の反乱は近い。



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鬱々日記〜特定アジア3面記事編


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