朝日社説より再度「放送命令」を問い直す。

そうか、NHKは国に命令されて放送をしているのか。そんな印象が広まってしまったことを、菅義偉総務相はどう思っているのだろう。

 ラジオの国際放送で北朝鮮拉致問題を重点的に取り上げなさい。NHKにそう命じると総務相が発言したとき、私たちは社説で、考え直すようにと求めた。

 拉致問題が重要なことは間違いないが、それを放送せよ、と命じることは報道の自由を侵すと考えたからだ。

 しかし、総務相は命令することにこだわり、電波監理審議会に諮問した。

 審議会は諮問を受けたその日に、総務相の方針を認める答申をした。国民を代表して歯止めをかけるべき審議会は、その役割を果たせなかった。学者や弁護士らが抗議文を出したのも当然だ。

 審議会に同情の余地がないわけではない。国際放送に限って、総務相は必要な事項を指定して放送を命じることができる、と放送法に定められている。命令は毎年出され、NHKは20億円ほどの交付金をもらってきた。法律上、命令に問題があるとは言いにくい。

 ただし、今回の命令はこれまでの「時事」や「国の重要な政策」といった抽象的な表現とは異なる。さすがに審議会も、編集の自由を侵すと疑念を持ったのだろう。答申にあえて断り書きを入れ、これまで通り編集の自由に配慮するよう求めた。

 だが、いまこそ考えねばならないのは放送法の規定そのものだ。編集の自由をうたう一方で、政府による放送命令も認める。そんな矛盾を抱えている限り、問題はもっと深刻になりかねない。

 塩崎恭久官房長官も「かなり古い法律なので、この際、ご議論いただくのも一つの考え方」と語った。放送法に問題があることを感じているのだろう。政府は早急に改正に手をつけるべきだ。

 命令放送の条項を廃止し、国際放送もNHKの自主性に完全にまかせる。これが改正で求めるべき基本的な方向だ。その場合、交付金を廃止するかどうかも検討すべきだろう。

 交付金を続ける場合は、自主編成の番組とは別に、政府の広報番組枠を設けて放送する方法もある。

 それにしても、不思議なのは総務相に対するNHKの消極的な姿勢だ。橋本元一会長らは「政府の認識は受け止める。番組作りでは自主的に編集する」と繰り返すだけだった。「こんな命令放送はやめてもらいたい」となぜはっきり言えないのか。そうしてこそ、視聴者も支えようという気になるというものだ。

 NHKはかつて放送行政を政府から切り離し、独立した行政委員会にゆだねる提案をしたことがある。実現はしなかったが、菅総務相の姿勢を見ると、改めて議論してよいテーマだろう。

 命令放送を法律から削る。その上で、政治の介入を防ぐにはどうすればいいかを根本から考える時期に来ている。


以前書いたは書いたんですがね。またこんな社説を見つけたんで朝日の社説への反論と云うか、そんな感じで書いてみます。
まず、こんな社説じゃ分からない、本当のNHK短波国際放送放送命令の粗筋を読んでもらいましょう。

705:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん :2006/11/02(木) 19:22:44
ID:3tNhyH0i
NHK放送命令騒ぎのあらすじ】

1)北朝鮮拉致被害者が、北朝鮮の国民と家族に向けてメッセージを放送する短波ラジオ「しおかぜ」を運営。

2)しかし、「しおかぜ」は有志によるボランティア…。
  もっと頻繁に電波を送りたいし、妨害電波対策に出力もアップしたいのだが、いかんせん資金不足で苦しい。

3)民主党(中川と森ゆう子)が、「しおかぜ」の支援を国会で提案。(※24:00辺りから)
  http://www.shugiintv.go.jp/jp/video_lib3.cfm?deli_id=31710&media_type=wb

4)自民党民主党の提案を快諾、NHK新潟に「しおかぜ」の援助を要請。

5)すると、どーゆーわけかNHK労働組合が拒絶。もちろん北朝鮮擁護が、その理由。

6)問題化すると、NHKが逆ギレ、「報道の自由を侵された!」と自民党に噛み付く。
  「今の政権が北朝鮮叩きで人気だから、今回も人気取りが目当てなんだろう」←(゜Д゜ )ハァ?

7)すると、どーゆーわけか、民主・鳩山が「政府がマスコミに介入するなんて恐ろしい話だ」
  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061013-00000151-mai-soci
  (゜Д゜ )ハァ?もともと民主党の発案なんだが〜???

8)かつてシン・ガンス釈放に協力した菅直人と社民・福島瑞穂も、北朝鮮への国連決議に反対するついでに、 「しおかぜ」への援助に猛烈反対。

9)マスゴミはこぞって“放送命令”を取り上げ、「放送の自由を侵害する安倍は独裁者」と非難。
  しかし、「しおかぜ」の話には全くふれずに、あくまで「国から放送内容を命令された」点ばかり強調して、なんか被害者ヅラする始末。

なにはともあれ、民主党が出した自分の案に「恐ろしい」なんて言っちゃった鳩山m9(^Д^)プギャー!

まず、支援要請があって、それをなぜかNHK労組が拒否。仕方なく「命令」へと差し替え。
というのが真相のようです。
普通の日本人ならば、この「要請」を受理しないはずはないでしょう。それをNHK労組側は
「現政権の人気取りが目的」
と曲解しあろうことか拒否。労組の「歪み」が見え隠れしている気がしてなりません。
そもそも、拉致事件は国民が一丸となって戦っている「人権問題」です。普段より人権人権うるさい労組・サヨクが人権問題をこういった曲解のもと拒否するというのは、やはり、北朝鮮への後ろめたさでもあるのでしょうか。労組は旧社会党の支持基盤ですし、その旧社会党は知ってのとおり、北朝鮮とのぶっとい「パイプ」があります。何がしか、拉致事件の解決によって不都合なことがあるんでしょうか?それとも、拉致事件の解決への支援者たちが所謂「右傾化」した人々(サヨク北朝鮮側なので当然といえば当然です)なので拒否したのでしょうか?
なんにせよ、まずはこの「不可解な拒否」を報じない限りこの「放送命令」の件の全貌は報道できません。
ですが、上の社説にもあるように朝日などはそういったことには一歳言及せず、あろうことか

しかし、総務相は命令することにこだわり、電波監理審議会に諮問した。

という異常な曲解まで行っております。
この件の目的はあくまで拉致事件解決へのものでありますが、朝日新聞には「総務省がNHKへの放送命令を行いたがっている」と見えるようです。どういった目をしているのでしょうか?
しかし、社説内にもあるように放送命令は毎年行われているようです。ですから、「放送命令へこだわる」という解釈はどうやって生まれたものなのか、俺には理解できません。放送命令にこだわるならば、別に内容は普段どおりのものでもよいのですから。
また、放送命令は毎年行われているというのに、「拉致事件」への具体的な言及があると急に騒ぎ出すのもサヨクの体質をうかがわせます。
以前小欄で書いたときに、
『既存の法に則って行っているのだから、批判するなら法律そのものを問題視せよ』
といった趣旨を書きましたが、それは書かれているのですが、やはり、時期が時期だけに、結局現物を目の前にしてみれば違和感しか残らないものでした。
やはり、朝日などサヨク拉致事件の解決などには成って欲しくないのでしょう。
そういえば、朝日は昨日の社説で、

しかし、これは政府への反対意見を減らす狙いとしか思えない。参加者の意見に真剣に耳を傾けようという謙虚な姿勢とはほど遠い。
明らかに民意をなめている。(一部抜粋)

なるものを書いておりましたが、民意・国民を舐めているのは朝日やサヨクも同じでしょう。


よければこちらにも足を運んでください
鬱々日記〜特定アジア3面記事編


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