【未来をつくる歴史】特集其弐〜日露戦争編

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当時、日本そのものがロシアに攻められる危険性はありませんでした。しかし小村は、ロシアが韓国を占領したら危ない、だから、その前に韓国を支配しなければならないと主張しています。小村にとってこの戦争は、韓国に対する支配と深くかかわっていました。

日露戦争まで侵略戦争であったように書く、このセンスには脱帽です。そもそも、この教科書もどきには戦争への経緯が書かれていません。三国干渉などには日清戦争の項で触れられていますが、まるで、日清戦争という侵略戦争をした日本への懲罰のように書かれてすらいますから、三国干渉が日露戦の近因であるという視点は養えません。これは歴史教科書として由々しきことでしょう。
また、上記のようにロシアが日本を攻める気がなかったとはなにを根拠に書いているのでしょうか。このような的外れなことを書くのは、日露戦争すら日本の侵略戦争であるという異常な視点(史観)が原因でしょう。ロシアが三国干渉をしたのは不凍港を得、太平洋に進出するためであると言う「常識」が欠如しております。そして、ロシアが極東から外洋(太平洋)に出るためには日本を占領、もしくは属国化しなければならないのは地図を見れば小学生でも分かることです。遼東半島や朝鮮を支配下に於いてもロシアは日本がある限り太平洋には出れないのですから。だから、日本は、ロシアが野望を棄てない限り、必ず攻められる運命にあったのです。そういった「常識」が欠如したこの教科書はさすがとしか言いようがありません。
この教科書執筆者陣にはせめてウェキペディアででも日露戦争について学んで欲しいものです。義和団事件からのロシア軍の満州からの不撤退等、歴史と言うのは様々な歯車が絡み合うことで動くのですから。日本憎し、だけで書こうとすれば、史実に反するのは当然でしょう

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*1
日本軍は韓国の土地を鉄道用地や軍用地として取り上げ、人・馬・食糧などを戦争のために供出させました。当然、韓国の人々は反発を強めました。1904年9月には京釜鉄道(ソウル‐釜山)や京義鉄道(ソウル‐新義州)の建設への軍役夫の徴発をめぐって、それぞれ数千人が立ち上がり、日本側と衝突しました。
また、電信線の切断や鉄道建設の妨害などが各地でしきりに起こりました。これに対して日本軍は取り締まりを強め、抵抗の動きを弾圧しました。

この記述があるページにはご丁寧に、鉄道工事を妨害した朝鮮人を処刑する写真が添えられています。
が、*2、おそらく、「義【兵】」などと随所で讃えるような記述をしていますから、彼らは武装していたのでしょう。つまり、彼らは非正規軍であり、国際法に違反した存在であったのです。それを覆い隠し、「義兵」などと讃える記述をするのは間違い以外何物でもありません。彼らはハーグ陸戦法規やジュネーブ条約の保護対象から外れますから、捕虜となる資格はなく、また裁判なしで処刑されてもなんら問題はありません。問題なのは彼らなのですから。それをまるで日本軍の不法・悪行のように書くのは歴史教科書として誤りでしょう。
また、数千人が抵抗したとありますが、それ以上に朝鮮側の一進会により、数万人規模での日本軍への鉄道施設など*3での協力があったことも当然すれるべきではないでしょうか? 

よければこちらにも足を運んでください
鬱々日記〜特定アジア3面記事編


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*1:日露戦争に際して

*2:これはこの教科書もどきの「抗日史観」全体に云えることですが

*3:なんと!