朝鮮総連、非難の声高く〜自分たちの置かれている立場が見えないやつら

2006年12月01日11時10分
 薬事法違反容疑などで警察当局が東京や新潟の在日本朝鮮人総連合会朝鮮総連)などを家宅捜索したことに対し、在日朝鮮人女性ら約130人が1日朝から、東京・永田町の衆院議員会館前で抗議の座り込みを始めた。これに先立ち30日夕も、都内で抗議集会を開き、朝鮮総連によると約700人が集まった。

 在日朝鮮人女性が点滴薬を隠して万景峰号に乗り、北朝鮮に持ち出そうとしたとされる容疑について朝鮮総連側は「女性が自分で使うため持参した栄養剤。これまで税関で制止されたことはなかった」と反論。「捜索は不当であり、万景峰号入港禁止などの制裁を正当化し長期化させるものだ」などと日本政府を非難した。

常軌を逸しているとしかいいようがない。警視庁公安部は11月27日朝から数百人の機動隊、警察官を動員して「薬事法違反」で総聯東京都本部、同渋谷・世田谷支部、総聯新潟出張所などを大々的に強制捜査した。一同胞女性の「薬事法違反」にからみ、全く無関係な総聯施設まで捜索するのは不当としかいいようがない

▼約1年前の朝鮮出版会館(東京都文京区)捜索のときもそうだったが、マスコミに大々的に報道されることで総聯のイメージが著しく傷つけられる。現在のところ、事実は同胞女性が点滴薬を持ち出そうとしたことだけなのに、根拠もなしに尾ひれのついた報道がなされる

▼中には、この点滴薬と生物、化学兵器を結びつけるものも。栄養状態の悪い兵士に使われるかもしれないとの報道があったり、逆に党や軍の幹部しか使えないとの報道があったり、まさに書きたい放題だ。しかし、生物、化学兵器との関連について連合ニュースは「リンゲル液は国際救護団体でも難民支援などに使う医薬品で、主成分は手術後の健康補充を目的としたアミノ酸」だと指摘している

▼連合ニュースはそのため、「日本当局の捜索は対北制裁の延長線上にあり、北の指導部に圧力をかけようとの意図が強い」と分析した。先日も日本政府は「ぜいたく品」だとして牛肉やマグロ、タバコや酒類などの輸出まで制限したばかりだ

▼おりしも6者会談の再開が日程に上っている。そうした状況下で総聯への弾圧を強める日本当局。朝鮮の外務省は最近、日本に対し6者会談に参加する必要がないと警告している。(聖)

[朝鮮新報 2006.11.29]

警視庁公安部は(11月)27日午前、「薬事法違反」を口実に数百人の機動隊と警察官を動員し、朝鮮総聯東京都本部と朝鮮総聯渋谷・世田谷支部朝鮮総聯新潟出張所および都内在住の在日朝鮮人女性宅などに対する強制捜索を大々的に強行した。

 今回の強制捜索の口実となった点滴薬は、在日同胞女性(75)がさる5月に祖国を訪問する際、自分の病気治療と健康管理のために持参しようとしたものにすぎず、決して「薬事法違反」には当たらない。

 にもかかわらず、日本の警察当局がこのように大々的な強制捜索を行ったことは、前例のないきわめて悪質で許しがたい暴挙である。

 いち在日同胞女性の「万景峰92」号による祖国訪問に関連付け大きな政治的事件にデッチ上げようとする警察当局の行為にこみあげる怒りを禁じえない。

 この在日朝鮮女性を強制捜索の対象とすること自体、非道きわまりない行為であり、警察当局のいう「薬事法違反」とはまったく関係のない朝鮮総聯を犯罪視し、無関係の機関と事務所まで強制捜索したことは、法と権力の濫用であり、言語道断である。

 また、「科協が医薬品持ち出しに関与した疑い」をうんぬんし、ひいては「軍用物資調達」「大量輸出」などとまったく根拠のない虚偽情報を流布しながら、あたかも朝鮮総聯が「犯罪団体」であるかのような歪んだイメージを作り上げようとすることを決して容認することはできない。

 われわれは今回の警察当局の常軌を逸したファッショ的な強制捜索を断固糾弾する。
 最近日本政府当局は、度重なる制裁措置を講じ在日朝鮮人の人権と生活を脅かす不当な政治的抑圧を強めてきた。

 とりわけ「万景峰92」号の入港禁止により、多くの在日同胞と学生たちの祖国訪問には人為的な障害が作り出され大きな被害を被っている。

 今回の強制捜索が、祖国と在日同胞を結ぶ人道の船として14年間にわたり運航されてきた「万景峰92」号の入港禁止に対する内外の非難の声が高まるなかで、入港禁止を引き続き正当化、長期化させようとする卑劣な意図のもとに行われたことは、まぎれもない事実といわざるをえない。

 老年の在日同胞女性が祖国訪問に際し、自分の病気治療と健康管理のために薬品を持参しようとすることまでも犯罪視し、取り締まろうとする日本当局の非道かつ卑劣で反人間的行為を断じて許すことができない。

 6者会談の再開の兆しが見られる中で行われた今回の弾圧騒動は、朝鮮半島情勢の緩和の流れに真っ向から逆行するものであり、朝・日関係をさらに悪化させ大きな禍根を残すことになろう。

 われわれは朝鮮総聯在日朝鮮人に対する不当な弾圧と人権侵害を即時中止することを強く要求する。

[朝鮮新報 2006.12.1]


さて、いずれの記事にも

在日朝鮮人女性が点滴薬を隠して万景峰号に乗り、北朝鮮に持ち出そうとしたとされる容疑について朝鮮総連側は「女性が自分で使うため持参した栄養剤。これまで税関で制止されたことはなかった」と反論。(朝日)

現在のところ、事実は同胞女性が点滴薬を持ち出そうとしたことだけ(春・夏・秋・冬/朝鮮新報)

今回の強制捜索の口実となった点滴薬は、在日同胞女性(75)がさる5月に祖国を訪問する際、自分の病気治療と健康管理のために持参しようとしたものにすぎず、決して「薬事法違反」には当たらない。(南昇祐・総聯中央副議長の談話(全文)/朝鮮新報)

とあるが、これは問題のすり替えに他ならない。罪状はあくまで「薬事法違反」である。最後の【南昇祐・総聯中央副議長の談話】など、事実関係が確認できていないのかと疑ってしまうほどだ。問題はである。きちんとした手続き無しにこの在日朝鮮人の女性が点滴薬などを大量に入手していたことである。万景峰号云々は、万景峰号北朝鮮に持っていこうとしていたところ、荷物検査で当局にバレてしまったと云うだけの話であり、在日朝鮮人女性の薬事法違反とは全く関係ない。【南昇祐・総聯中央副議長の談話】は事実を必死に歪曲しようとしている。これは朝鮮総連が、この件に関して触れて欲しくないということを明白に物語っている。
また、女性の病気治療のため、まどと嘯いているが、果たして点滴薬60袋も一人で使うのであろうか?内臓疾患系の薬品は120錠とも報じられている。
また、これが事実だとしても、では絶えず点滴が必要な老婆が北朝鮮に帰国することは体力的に可能なのであろうか?また人道的見地から見ても妥当なのであろうか?医療体制がマトモに整っていない北朝鮮で『自分の病気治療』などできるはずがない。

にもかかわらず、日本の警察当局がこのように大々的な強制捜索を行ったことは、前例のないきわめて悪質で許しがたい暴挙である。

 いち在日同胞女性の「万景峰92」号による祖国訪問に関連付け大きな政治的事件にデッチ上げようとする警察当局の行為にこみあげる怒りを禁じえない。

 この在日朝鮮女性を強制捜索の対象とすること自体、非道きわまりない行為であり、警察当局のいう「薬事法違反」とはまったく関係のない朝鮮総聯を犯罪視し、無関係の機関と事務所まで強制捜索したことは、法と権力の濫用であり、言語道断である。

 また、「科協が医薬品持ち出しに関与した疑い」をうんぬんし、ひいては「軍用物資調達」「大量輸出」などとまったく根拠のない虚偽情報を流布しながら、あたかも朝鮮総聯が「犯罪団体」であるかのような歪んだイメージを作り上げようとすることを決して容認することはできない。

 われわれは今回の警察当局の常軌を逸したファッショ的な強制捜索を断固糾弾する。

などと大げさにことを荒げ、アジるのは左翼の伝統であると云っても過言ではないが、それにしてもまぁ、自身のことを完全に棚上げするだけでは飽き足らず、事実歪曲まで行うとは、まさしく末期である。左翼ならロジックだけで民衆(いや、愚衆と云うべきか)を煙に巻いてみろ、と云いたくなる。
朝鮮総連は確かに、今の日本の現行法では犯罪組織ではないかもしれない。だが、ソパイ防止法などの法整備や北朝鮮崩壊後の内部資料の公開によって犯罪組織と認定されるのもまた揺るがない事実である。
全体主義国家の手先に『ファッショ』などと云われても何の感慨もない。


よければこちらにも足を運んでください
鬱々日記〜特定アジア3面記事編


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