早速民主党勝利の悪影響が出てきた〜クリントン元大統領、直接対話で即解決
米国の民主党が連邦上・下院を掌握したことにより、米行政府に対し、北朝鮮との直接対話を要求する声がさらに強まっている。下院の国際関係委員長就任が有力視される民主党のトム・ラントス議員は8日、AP通信とのインタビューで、現在核問題で対立している北朝鮮・イラクとの直接対話を推進するなど、対外政策の「劇的な変化」を追求するつもりだと話した。
昨年8月に国際関係委員会のアジア太平洋小委員会ジム・リーチ委員長（共和党）と北朝鮮を訪問したラントス議員は、「直接対話は米国の国益に符合する」とし、北朝鮮訪問の意思があることを改めて述べた。ラントス議員は、選出区域内にあるスタンフォード大学で教務副総長を務めたこともあるコンドリーザ・ライス国務長官とも親しい間柄だ。国際関係委員長の資格で北朝鮮を訪問することになれば、大きな重みが加わものと思われる。
一方、カナダのCP通信は8日、選挙期間中、民主党の候補支援の先頭に立っていたビル・クリントン前大統領が、中間選挙の結果について、米国人が「硬直した理念政治」を拒否したとしてブッシュ政権の対北政策を批判したと報じた。クリントン前大統領は「ブッシュ政権が北朝鮮との対話を遮断し、北朝鮮を孤立させようとしたのは、間違った政策方向だ」と語った。
さらにクリントン前大統領は、ブッシュ大統領が北朝鮮を「悪の枢軸」と呼んだことを思い起こし、「相手を悪と規定しておいて、一杯やろうと誘うことはできないだろう。これがブッシュ大統領の根本的な問題」と批判した。
クリントン前大統領は「北朝鮮は世界の関心と食料・燃料などの必需品を切実に望んでいる。対話のチャンネルさえ開かれれば、北朝鮮の核問題は1年以内に解決されるだろう」と主張した。
クリントン前大統領はまた、「相手に“武器やミサイルを放棄すれば経済の現代化を助け、燃料・食料を支援する”と言っておくが、もし（北朝鮮が）欺いたら、それで終わりだということ」も付け加えた。
ワシントン＝許容範（ホ・ヨンボム）特派員
いっぱいやろうと北朝鮮を誘い、煮え湯を一方的に飲まされ現状を作り出してしまった当時の大統領がこんな大きな顔が出来るのも中間選挙での勝利ゆえでしょう。
米国民は基本的に北朝鮮問題なんてまったく興味がありませんから、９３年の米朝枠組み合意の失敗など憶えてすらいないかもしれません。それゆえ、このような自らの責任棚上げ発言が出来るのだと思います。
クリントン前大統領は「北朝鮮は世界の関心と食料・燃料などの必需品を切実に望んでいる。対話のチャンネルさえ開かれれば、北朝鮮の核問題は1年以内に解決されるだろう」と主張した。
とありますが、自分が１年以内に解決できなかったことすらお忘れでしょうか？それとも、自分は出来なかったがブッシュ大統領なら出来るという激励なのでしょうか？自分の無能を棚上げとはいいご身分です。
クリントン前大統領はまた、「相手に“武器やミサイルを放棄すれば経済の現代化を助け、燃料・食料を支援する”と言っておくが、もし（北朝鮮が）欺いたら、それで終わりだということ」も付け加えた。
ともありますが、その『欺き』が昨年の核保有発言から始まり１ヶ月前の核実験ではないのでしょうか？核実験ですら容認するクリントン元大統領の『欺き』とはなんなんでしょうか？非常に興味深いことです。来ることのない『終わり』をちらつかせてなんにもならないことを未だに理解しないクリントン氏が所属する民主党が米中間選挙に勝利したことを改めて危惧せざるを得なくなった発言です。
後述する、朝日の今日の社説では、米国とともに国防を、と「朝日にあるまじき」主張がありましたが、このような政党が国会に於いて多数を占める国を信用しろなど、朝日などサヨクにしか云えないことです。
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