東アジア「反日」トライアングル東アジア「反日」トライアングル (文春新書)作者: 古田博司出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/10/20メディア: 新書購入: 1人 クリック: 37回この商品を含むブログ (34件) を見る

昨日言ってたやつです
けっこー難しいですね。政治思想書ですから
でも、大変勉強になりますよ
こんな見方があったのか。と言うか、ここまで深く見なきゃならないのか。でしたね

反日の根本が中華思想であることはけっこー早いうちから知ってて理解もしてたんですが、それを中華思想だけに留まらず、近代的な志向など様々な要因が絡まっていることを指摘しています
また、反日が終わらないであろう事を明確に示し、そのためにはどうすればいいのかをこれまた明確に示しています。朝日の社説なんかより、識者の意見なんかより全然現実的でためになる
この本を読んで改めて思ったことは、
「やっぱり奴らと和解なんて不可能なんだな」
ということですかね
そんで一番衝撃に残ったのは
「日本は今過去から攻撃を受けている」
と言うことですね。ここで言う過去ってのは「過去の謝罪と賠償」ではなくて、日本が過去に通った道を今中共や韓国は通っていて、日本が過去にしたように対外的に強硬に出るんだってとこですか。もちろん、今の中共や韓国の方が昔の大日本帝国なんかよりもっともっと酷いんですがね。でもこの考え方は本当にはっとさせられた。北鮮や中共大日本帝国の汚いところばっかしが寄せ集まっているってのは理解してたんですが……
それに、この本の通りなら、と言うか通りだと思うんですが、確実に中共や北鮮は戦争をおっぱじめるってことが大事なんですよね。日本の通ってきた道を通るんだから。だからそのときのために備えなきゃならない。これも再び思い知りました

ここまで簡単に紹介してきましたが、こんな薄っぺらい内容じゃありません。俺の薄っぺらい文才だからこんなレベルになるんです
まとめとしては、これは中級者向きですかね。東アジアに興味があって、かつその手の本が理解できて、さらに知りたい。と思う人なら読めます。でも、東アジアの理解にこれは欠かせません。為政者の方々、外務省の方々、ぜひ読んで下さい。わかっているとは思いますが、外交の様子を見ていると、つい言ってしまいます