サッカーアジアカップ雑記

ッカーアジアカップ、準決勝戦に於いて日本はサウジアラビアに敗北を喫した。そもそも、昨日試合があったことすら今朝の報道で知った管理人にこのことに関して書く資格はないのかもしれないが、少々思うところがある故に取り上げさせていただいた。
振り返ること、今大会の予選リーグ。日本はカタールに引き分け白星発進が出来なかった。その際に初めて、オシム監督の責任問題が提起された、とどこかのスポーツ新聞が報じていたことを記憶している。
その後は勝ち進み、予選リーグをトップで通過。先日のオーストラリア戦ではPK戦にも連れ込む接戦をなんとか制した。
そして昨日のサウジアラビア戦である。管理人は今朝の【とくダネ!】の報道でしか知らないのだが、試合展開は全て一点を追う形であったそうだ。結局、2−3で敗北し、アジアカップ三連覇の夢は絶たれた。
この敗北を知ったとき、真っ先に頭に浮かんだのがオシム監督の責任問題の再浮上である。指揮官の宿命と云おうか、万事に於いて勝利よりも敗北のほうが重く見られる。まして、今大会は三連覇を熱望されていた。玄人に云わせればまた違った下馬評が聞けるのかもしれない*1が、国際大会だけ気にかける応援する管理人のような素人からすれば、勝ち進むことが前提、といった認識があったのではないか。それゆえに、オシム監督の責任問題を報道機関はこぞって取り上げるだろうと管理人は見ている。そうすることによって数字が取れるからだ。大地真央の結婚騒ぎなんかよりも見たがる人間はたくさんいるだろう。
予想に反せず、今日の【とくダネ!】に於いても小倉キャスターと昨日テレ朝で解説をしていた松木安太郎氏が、責任論を展開していた。二人ともオシム監督に対して批判的な意見を持っていたためか、今日の放送に於いても意気投合していたようでその言はどんどんとヒートアップしていき、オシム批判が結構な割合を占めていたように感じる。
素人である管理人が云うのは少々憚られるのだが、責任論はまだ早いのではないか。【オシムの言葉】などが持て囃されたのが丁度一年ほど前。契約は二年だそうだが、せめて二年を待ってから評価を下すべきではないのか。契約の二年と云うのは、即ち、二年後のオシムJAPANを見て欲しい、という意味ではないのか。サウジアラビアはアジアのサッカー強国である。管理人も含め、あまりサッカーを知らない素人たちが報道機関に踊らされ、実の伴わないオシム批判に振り回されることだけは無しにしたい。指揮官をコロコロと変えられて最も戸惑うのは選手たちである。


加えて、準決勝のもう一試合。イラク対韓国はなんとイラクが勝利したそうだ。未だ混乱の収まらないイラクが、アジアサッカーの頂点に立つ可能性が大きくなったのである。バグダッドでは、サポーターも巻き込まれたテロも起こったようだが、しかしサッカー好きなイラク人たちには大きな励みとなったのではないか。イラクの選手たちには、決勝もぜひ頑張ってほしい。一方はアメリカと結び中東の雄であり続けているサウジアラビア、もう一方はアメリカと敵対し一敗地に塗れまだ先行きの見えない中東の元強国イラク。なんとも皮肉なカードであるが、管理人としては興味のそそられるところだ。
そして、決勝の前日、今月28日に行われる日本対韓国の三位決定戦にいろいろな意味で期待したい。日本の勝利を願うのはもちろんのこと、韓国からまたなにやらおかしなニュースが届きそうな予感がする。


では今日もいきましょうか

*1:【とくダネ!】がサッカーカフェでアンケートをとったところ、敗戦直後にも拘らず、オシム退陣を要求したのはたった一人であった。分母は40程度か