愚民の自白は聞き飽きた〜次の選挙では賢くなりましょう

院選を前にして、一つ書きたいことがある。
一昨年の衆院解散総選挙。小泉総裁(当時)率いる自民党は「郵政」に争点を絞った上で国民に呼びかけ、そのお祭り的空気も相俟って大勝した。その時の報道機関がこぞって報じたよう、まさに空前の大勝利であった。
しかしながら、自民の勝利を快く思わない人々も当然いるわけであり、また、そういった人々に乗せられている人々もいる。そんな人々が何と云っているか。朝日新聞の「声」欄などでは、なんと、
「先の郵政選挙は郵政が争点であり、そのため自民党は勝った。そんな現在の衆議院憲法改正ほか様々な法案を通すのはおかしい」
といった声がきかれた。
自分が中学生レベルの知識も持ちえない莫迦であり、かつ国民全体がそうであると判断した方からの投稿なのであろうが、よくもまぁ「自白」したものである。恥ずかしさを抑えての投稿であっただろう。もしかしたら「騙された!」と騒いでいれば自民党が悪いことになるとでも思っての投稿かもしれないが。
当たり前のことながら、現状に於いて衆院は4年、参院は6年の任期である。衆院は解散があるが参院はない。公民のテストを控えた中学生諸君、よく覚えておくように。もちろん、中間テストや入試云々ではなく、今日紹介したような「愚民」にならないためにもこの知識は必須である。こういった認識を持つ方にとって日本国民は須らく愚民であり、小泉に騙された哀れな羊であるらしい。余計なお世話、としか云い様がない。これはもはや「騙されるほうが悪い」と云ったレベルのものであるし、もちろん、小泉総裁以下、自民党の方々は一言たりとも、「郵政法案が通ればもう一度解散総選挙を行う。決してこの人員で議会運営は行わない」といったことは云っていない。騙してすらいないのである。普通の国民にとり、郵政関連法案が通ったのちも順調にいけば現状の衆院で向こう4年国会が運営されることは常識である。
さて、安倍総理はこの衆院の勝利で手に入れた「議員数」を武器に重要法案をいくつも可決した。もちろん、去年の衆院選の前後に云われていた法案が多数である。しかしながら、この事実を前にしても納得のいかない方々がいるようである。やれ、「数の暴力」「少数を尊重しろ」だ都合のいい言葉を並べ立てる。もちろん、民主主義に於いて「少数の尊重」は必要なことだが、それは即ち、「少数の意見は必ず反映される」といったことではない。
その辺にも誤解があるようだが、この二点、こういったわからずやな方々以外にも、全ての国民の皆様、努々「騙され」ぬよう、最善の選択をよろしくお願いしたい。


追記・「九条教徒」であれば評価される政治家〜故・宮沢喜一元首相

これは作家の大石英司*1のサイト・【大石英司の代替空港】での宮沢喜一氏の評価。

 やたらマスゴミ受けの良い人だったけれど、誰もこの人の功績は言わないんですよね。ぶっちゃけ、昭和史の生き証人という以外、何ら評価すべき所の無かった無能の官僚政治家ですよ。政治家、とりわけ与党の政治家にとっては、何を為し得たか? で評価されるべきであって、あの人は良い人でした、とか、護憲派でした、とかで褒め称えられたんじゃ、国民は溜まったもんじゃない。
 こういう一例を持ってしても、実はマスゴミの政治部の連中なんてのは、国民の存在なんてのはどうでも良いんだ、ということが如実に解る。

まぁ、死者に一定の敬意を表するのは悪いことではないが、大石氏が感じるように管理人としても盲目的な評価が乱発されていたように思う。今日も朝日新聞では「保守本流」だの「反戦平和」だのと美辞麗句が並べられさして中身のない「宮沢回顧」が掲載されていた。
このようなものが様々なところから流れ出ているのも国民の「愚民化」んび一役買っているのであろう。
例えば社民党の宮沢氏の追悼談話。

2007年6月28日

宮沢喜一元総理の逝去を悼む(談話)
社会民主党党首
福島みずほ

 本日午後、宮沢喜一元首相が亡くなられました。

 宮沢氏は、戦後政治の歩みで、官僚としてまた政治家として、一貫して枢要な位置を占めてこられました。また、戦後日本が平和国家としてどのように歩むかということについて、リベラルな保守政治家という立場から意を尽くされました。総理時代にはPKO協力法の成立と自衛隊カンボジア派遣を図られましたが、憲法による歯止めというものを自覚しておられました。また、集団的自衛権の導入についても批判的でした。

 宮沢氏は1996年の講演で「これからの日本にとって自由というものがなくならないように努力して欲しい。皆さんは自由を当たり前のことと思っているでしょうが、戦争に負けた世代として一番心配することです」と述べておられます。憲法改正が声高に語られる今、宮沢氏が目指したものを改めてかみしめなければなりません。

 宮沢氏のご逝去を悼むとともに、心からご冥福をお祈りいたします。

以上

http://www5.sdp.or.jp/central/timebeing07/danwa0628.html

サヨクの野党にここまで「評価」されて「保守本流」とは。55年体制に終止符を打ってしまった首相であるし、その恩恵に一番あずかった旧社会党・現社民党にとっては感謝してもしきれない人物なのかもしれないが。
選挙前にいい「実例」である。


よければこちらにも足を運んでください
鬱々日記〜特定アジア3面記事編



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*1:読んだことあるかは微妙